取扱終了
アクロス・アフタヌーンコンサート vol.14
新・福岡古楽音楽祭プレコンサート
ドミニク・ヴィス&ストラディヴァリア
※このイベントは終了しました。
稀代のカウンター・テナーによる魅惑のバロック歌曲
※13時から当日券販売ありアクロス福岡が提案する、ちょっと贅沢なお昼の過ごし方「アクロス・アフタヌーンコンサート」。
フランスを代表するカウンター・テナーの鬼才『ドミニク・ヴィス』が、バロック・アンサンブル『ストラディヴァリア』とソプラノ『高橋美千子』とともに登場します。2008年のリサイタルでは、美しさだけでなく突き刺さるような鋭い響きが聴衆の心をとらえたヴィス。今回は、その個性的で魅力あふれる声によるバロック歌曲の世界をお楽しみください。
[関連公演]
●10月21日(水)12:00
アクロス・ランチタイムコンサートvol.46
新・福岡古楽音楽祭プレコンサート
~古楽との出会い~●10月25日(日)15:00
新・福岡古楽音楽祭2015
ジュリアーノ・カルミニョーラ&ヴェニス・バロック・オーケストラ◆新・福岡古楽音楽祭2015◆
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概要
会 場 |
福岡シンフォニーホール
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入場料 |
【一般価格】2,000円(全席指定) 【友の会価格】1,800円(全席指定)
座席配置図
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チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:253-112)
ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:82740)
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出 演 |
カウンターテナー:ドミニク・ヴィス ソプラノ:高橋美千子 室内楽:ストラディヴァリア |
曲 目 |
ヘンデル:歌劇「セルセ」より“オンブラ・マイ・フ” 歌劇「ジュリアス・シーザー」より“涙のために生まれ” “愛する人よ!美しい人よ!” 歌劇「リナルド」より“私を泣かせてください” 「多くの矢を私の胸に放ち」HWV.197 トリオ・ソナタ 第1番 イ長調 op.5-1,HWV.396 ヴィヴァルディ:歌劇「バヤゼット」より“私は蔑ろにされた妻” 歌劇「モテズーマ」より 「もうやめてくれ」RV.684 トリオ・ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」op.1-12,RV.63 |
資 料 |
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お問い合わせ |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
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プロフィール
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ドミニク・ヴィス(カウンター・テナー) Dominique Visse
11 才の時に、パリのノートル-ダム大聖堂付き聖歌隊員として、声楽家のキャリアを踏み出し、同時期にベルサイユ音楽院でオルガンとフルートを学び始める。
バロック音楽に情熱を抱き、1976 年にカウンターテナーのパイオニアであるアルフレッド・デラーと出合い、彼に師事するとともに、ナイジェル・ロジ ャーズ、ルネ・ヤーコプス、そしてウィリ アム・クリスティらと共に 研鑽を重ねる。
1978 年にはクレマン・ジャヌカン・アンサンブルを創設し、このグループと共に、一連の16 世紀フランスの多声世俗歌曲を録音。翌 年、レザール・フロリサンの創立メンバーの一員となり、アンサンブルの設立初期には、そのレパートリーのほとんどの編曲を手がけた。
この頃から、バロックオペラ界で最も人気のあるアーチストの一人となり、ルネ・ヤーコプス、ジャン-クロード・マルゴワール、フィリップ・ヘレヴェッヘ、トン・コープマ ン、ウィリアム・クリスティ、アラン・カーティス、ニコラス・マクゲーガン、アイバー・ ボルトン、そして ロバート・キングらと共に、パリ、ベルリン、ケルン、アムステルダム、ローザンヌ、モンペリエ、ヒューストン、バルセロナ、ミュンヘン、ベルサイユの各オペラハウス、そしてブリュッセルの王立モネ劇場、パリのシャトレ劇場およびシャンゼリゼ劇場、日本および北アメリカ・ツアー、そしてエクサン・プロヴァンス、インスブルック、およびエジンバラの各音楽祭で公演した。
自らのレパートリーをバロックおよび古楽に限定することなく、ギローム・デシャンの指揮の下でオッフェンバック作「山賊」を歌い、プーランク作「理解されない憲兵」では侯爵夫人役でデッカレーベルのためのレコーディングを行い、現代音楽も頻繁に手がけ、ミラノ・スカラ座、パリ・シャンゼリゼ劇場でルチアーノ・ベリオのオペラ「オウティス」に参加。1999 年7 月にはエクサン・プロヴァンス音楽祭においてヘルベルト・ヴェルニケの演出、オッフェンバック「美しきエレーヌ」でオレステ役を演じ、2001 年8 月にはザルツブルグで 再演した。
2002年以降に出演したオペラは「美しきエレーヌ」再演、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作「リナルド」、パスカル・デュサパン作「煙の男パレラ」、フロリアン・ガスマン作「オペラセリア」、モンテヴェルディ作「ウリッセの帰還」、ヘンデル作「アグリッピナ」の再演、ヴェルニケ/ヤーコプスの演出によるヴァッリ作「ラ・カリスト」再演、フィリップ・マヌリの新作 オペラ「ラ・フロンティエーレ」、モンテヴェルディ作「ポッペアの戴冠」などがあり、2006 年にはヘンデル作「ジュリアス・シーザー」のニレーノ役で、グラインドボーン・デビュー。
2010~2011 年はアンサンブル・カフェ・ツィマーマンと一人オペラ「フレンチ・コミック・カンタータ」をヨー ロッパ各地や日本でも公演したほか、アンサンブル・クレメン・ジャヌカン、アンサンブル・エルクトロサ ントなどと歌う。
2012~2013 年には、ウィリアム・クリスティのレザール・フロリサンに参加し、エクザンプロバンス音楽祭とエジンバラ音楽祭に出演するほか、パリのオペラ・コミック、テアトル・デュ・カーン、ブルックリン音 楽アカデミー、エマニュエル・アイム演出のオペラ「ジュリアス・シーザー」などに出演。
オペラ界での活躍に並んで、2008 年に創立 30 周年を迎えた彼のアンサンブル、クレマン・ジャヌカン・アンサンブルとのコンサー トおよびレコーディングも継続。ブリュメルの驚異的な 12 声のためのミサ「見よ、大地が大きく揺れ動き」は、極めて高い評価を得ているほか、ハルモニア・ムンディのためにクロード・ルジューヌの未発表作品の CD を録音。2013 年には、1994 年にリリースされた「Song for seven centuries 愛の小径 - ドミニク・ヴィス 14~20 世紀を歌う」を再リリース。
マショーからダウランド、シューベルト、オッフェンバック、マスネー、サティ、そ してプーランクを経てベリオに 至る幅広い音楽のリサイタル・プログラムがあり、これまでに主として ハルモニア・ムンディ・フランスから、50 を超えるCDがリリースされている。
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高橋美千子(ソプラノ) Michiko Takahashi
東京藝術大学卒業後、アンサンブル・プラネタとしてポニーキャニオンよりCDデビュー。波多野睦美、つのだたかし氏より古楽の手ほどきを受け、2007年モンテヴェルディ『オルフェオ』でバロックオペラデビュー、清新な歌唱と演技を評される。
その後、フランス古楽の名歌手アニェス・メロン女史に才能を見出され渡仏を決意。 イェール市立音楽院、パリ市立高等音楽院古楽科で研鑽を積む。A・メロン、H・クルック、I・プルナールに師事。フランス宮廷音楽やイギリスのリュートソング、17世紀イタリア音楽から現代音楽委嘱作品までレパートリーは幅広く、2009年よりパリを拠点に活動。
フランスでは数々のバロックオペラに出演、日本では昨年、北とぴあ国際音楽祭にて寺神戸亮指揮のもと、ラモー作曲『プラテ』に出演し高い演技力と圧倒的な存在感を評価された。宗教音楽では、バッハやモーツァルトなどの著名な作品に加え、ルネサンス〜バロック後期宗教曲の稀な作品も得意とし、時代やスタイルを心得た的確な歌唱と表現力、透明感のある歌声は日本だけでなくヨーロッパで 数々の指揮者から信頼を受けている。アンブロネなどの古楽音楽祭に出演するほか、録音も多数。
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ストラディバリア STRADIVARIA - ENSEMBLE BAROQUE DE NANTES
バイオリン奏者ダニエル・キュイエが率いるナントのバロックアンサンブル、ストラディバリアは1987年からバロック時代に活躍した音楽家たちの楽曲を演奏し続け、17、18 世紀の楽曲をその長い歴史や遺産価値に重きを置いて活動を続けている。
この活動の原点を歌手と演奏者、すべてのメンバーが大切にしており、バロック作品への理解はもちろん、当時のオルガノロジーそのままの楽器を使って演奏している。
このような演奏スタイル、フレージング、装飾音やテクニックの積み重ねが、今日のストラディバリア・サウンドとなっている。
ストラディバリア・サウンドの一番のもとは弦楽器。豊かで広く、柔らかいその音は楽曲の流れに多彩なハーモニーを生み出しており、大勢の観客から賞賛を受けている。
ストラディバリアはフランス国内のサブレ、ポントワーズ、リヨン、の各バロック音楽祭、パリのシテ・ドゥ・ラ・ ミュージック、そしてラ・フォル・ジュルネで高い評価を得ており、海外でもカナダ・モントリオールのバロックフェスティバル、オランダのユトレヒトやアジアでもいくつかのコンサートに参加した。
ダニエル・キュイエの音楽への情熱から生まれた数多くのレコーディングからアルバムも発売され、国内、海外の評論家からも高く評価されている。なかでもバッハの『チェンバロ協奏曲』はフランスの専門誌クラシカで「2009年のショック」と評され、イギリスのグラモフォン誌でも「クリティクス・チョイス」に選ばれた。
2014年には、17世紀初頭に書き残されたフォンタナのバイオリンソナタ作品集を讃えたCD「ソナタ」をフランスのレーベル、ミラールから発売し、「ストラディバリアは私たちの期待や予想以上のものを見せてくれる。 私たちはそれを受け入れ、自身の感性を大きく開き、その上を自由に歩くことになる。 それは音楽のさらにその上の音楽だ。」「バロック音楽をよみがえらせる立役者として、20年前からダニエル・キュイエとその仲間たちは、 その音や表現に情熱を注ぎ込んでいる。バロック音楽インベンションの大きな鏡として、これからも 活躍するだろう。」「ダニエル・キュイエによるディレクションは確かに最高級のものだ。柔らかく、繊細で、官能的で もある。ストラディバリアの音は広く豊潤で、ざらつきや攻撃的なところがまったくない。」「スターバト・マーテル(聖母哀傷)」でマリアの悲しみが綴られているように、 ストラディバリアのバイオリンが同情や慰めの言葉を語った。…哀願、痛み、信条が重なり合い、 それら賛美の言葉の深い人間性に心動かされる。」など、評論家が専門誌で絶賛した。
アンコール曲目紹介
武満徹:「混声合唱のための『うた』」より 「小さな空」
アンケートのコメント
- ドミニク・ヴィスと高橋美千子のお二人は、伸びやかで透明感のある素晴しい声であると同時に豊かな表情が印象的でした(特に高橋さんの演技)。ストラディヴァリアの豊かで柔らかな音色を奏でる演奏も素晴しかったです。(福岡市・男性・50代)
- 豊かな素晴しい午後のひとときでした。ヘンデルに触れ「カストラート」の映画をもう一回観ようと思った。アンコールの武満さんの「小さな空」も素晴しかった。(福岡市・女性・70代~)
- 初めて生でカウンターテナーを聴いたが、透き通る声がとても男声とは思えない。2人のかけ合いの様な楽しい曲にはこちらも思わず笑顔になった。(福岡市・女性・60代)
■未就学のお子様のご入場はご遠慮ください。託児サービスをご希望の方は、事前にお問い合わせください。
■車椅子でお越しのお客様は、車椅子席(4席)がございますのでお問い合わせください。
■諸事情により、記載の内容が変更される場合がありますので、予めご了承ください。
主催:福岡県、福岡市、(公財)アクロス福岡、(公財)福岡市文化芸術振興財団
新・福岡古楽音楽祭実行委員会、18世紀音楽祭協会
共催:福岡EU協会
後援:西日本新聞社