合唱とオーケストラのための組曲 「筑紫讃歌」
※このイベントは終了しました。
福岡の大自然をテーマとした團伊玖磨の合唱組曲を歌い上げる!
團伊玖磨は、優れた詩との出会いから、九州をテーマに多くの合唱曲を作曲しました。
福岡市の市制百周年を記念し、同市に献呈された「筑紫讃歌」(詩:犬塚堯)は、晩年の大作で、いにしえの東アジアとの交流を壮大なスケールで描いています。合唱と独唱、管弦楽で描き出される一大叙事詩をどうぞご堪能ください。
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◆福岡・音楽の秋フェスティバル2016◆
イベント詳細
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福岡の大自然をテーマとした團伊玖磨の合唱組曲を歌い上げる!
概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一 般】S席3,500円 A席2,500円(学生各席1,000円引き)
座席配置図
【友の会】S席3,100円 A席2,200円(学生各席1,000円引き) |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:286-440) ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:86006) |
出 演 | 指揮/現田茂夫 ソプラノ/佐藤しのぶ バリトン/吉江忠男 管弦楽/九州交響楽団 合唱/筑紫讃歌特別合唱団 |
曲 目 | 團伊玖磨:交響曲 第1番 イ調 作詞/犬塚堯・作曲/團伊玖磨:合唱とオーケストラのための組曲「筑紫讃歌」 |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
プロフィール
東京生まれ。東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)で汐澤安彦、三石精一両氏に師事。その後東京藝術大学で佐藤功太郎、遠藤雅古両氏に師事。1985年安宅賞受賞。1986年二期会オペラ「ヘンゼルとグレーテル」でオペラ・デビュー後、「こうもり」等の二期会オペラで活躍する一方、オーケストラコンサートでも実績を積む。1996年より13年間神奈川フィルハーモニー管弦楽団を指導し飛躍的に躍進させ、その功績も称えられ2009年より名誉指揮者の称号を得る。他の主要オーケストラとも数多く共演し高評を得ている。また、世界的チェリスト故ロストロポーヴィチと皇后陛下の古希祝賀コンサート等で共演し高い評価を得た。オペラ指揮者としても経験豊かで、関西二期会、東京二期会を中心に数多くの公演を行なっている。“佐藤しのぶドラマチック・リサイタル”(全国ツアー)、“夕鶴”のタジキスタン/ウズベキスタン/東京公演、“天守物語”等、日本のオペラも積極的に行なっている。2004年秋にはスロヴァキア国立歌劇場の“椿姫”を指揮し、好評を博した。2002年からは錦織健プロデュースオペラの音楽監督も務め2年ごとに全国公演。2011年はアンサンブル金沢と金沢歌劇座・兵庫県立芸術文化センター他(5都市6公演)で“椿姫”。2014年には市川右近新演出“夕鶴”の全国公演も行い高評を得、本年再演を行った。また、ペドロッティ国際指揮者コンクール(イタリア)の審査員や、NHK-FMラジオのパーソナリティを3年間務めるなどバラエティに富んだ活動を行なっている。
日本を代表するプリマドンナ。文化庁オペラ研修所を最年少、首席で卒業。『メリー・ウィドウ』『椿姫』に抜擢されデビュー。文化庁派遣による芸術家在外研修員としてミラノへ留学。ウィーン国立歌劇場での『蝶々夫人』を皮切りに、欧州、豪州、アメリカでのオペラ及び著名な指揮者、オーケストラとの共演多数。1996年韓国政府から初めての日本人正式招聘歌手として、5万人のソウルスタジアムでチョン・ミョンフン指揮KBOと共演。1999年プラハで世界首脳が列席するビロード革命10周年記念第九公演、2009年4月「天皇皇后両陛下ご成婚50周年&ご即位20周年記念コンサート」、同年11月「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」に出演。2014年、2016年と全国ツアー『夕鶴』つう役で大好評を博した。團伊玖磨作品では、交響曲第六番「HIROSHIMA」やオペラ『素戔鳴』天照大神役、新国立劇場開場記念オペラ『建・TAKERU』乙橘姫役で出演。文化放送音楽賞、都民文化栄誉章、ジロー・オペラ賞大賞、マドモアゼル・パルファム賞、Federazione Italiana Cuochi、日本文化デザイン賞大賞等を受賞。 http://www.satoshinobu-ag.co.jp/
長野県岡谷市生まれ。東京芸術大学大学院在学中に「フィガロの結婚」の伯爵役及び「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロールでデビュー。ニ期会新人賞、外国人評論家クラブM.B.C.A.Jを受賞。同大学院修了後の1969年、旧西ドイツ政府の給費留学生としてデトモルトの北西ドイツ音楽大学へ留学。1975年より12年間、名門フランクフルト市立劇場オペラ部門の専属バリトン歌手として、また、ヨーロッパ各地の音楽祭に参加するなど、幅広い分野で活躍した。1987年より活動の場を日本に移し、故郷・岡谷市に定住。オペラ出演、リサイタルなどのほか、岡谷市文化会館「カノラホール」建設への協カをはじめ、「カンタータ・コア」「チェンバー・オーケストラ信州」を発足させるなど、地域の音楽文化発展に貢献。「カノラホール」開館後は名誉館長も務めた。古希を超えた現在も、なおいっそう活発にコンサート活動中である。
1953年に活動を開始。1973年に改組、のち財団法人化を経て2013年から「公益財団法人九州交響楽団」となり、九州一円の常設オーケストラとしてアジアの交流拠点都市"福岡"に本拠地を置く。指揮者として、初代常任指揮者・石丸寛(現・永久名誉音楽監督)から、森正、安永武一郎(現・永久名誉指揮者)、フォルカー・レニッケ、黒岩英臣、小泉和裕、山下一史、大山平一郎、秋山和慶が歴任し、2013年からは小泉和裕が音楽監督を務める。また桂冠指揮者に秋山和慶、名誉客演指揮者に小林研一郎を擁してさらなる充実を図っている。アクロス福岡での定期演奏会をはじめ、天神でクラシック、新シリーズ「名曲・午後のオーケストラ」の自主公演の他、中学生の未来に贈るコンサート、音楽鑑賞教室など青少年向けのコンサート、またオペラやバレエ、合唱との共演、ポップス、映画音楽、ファミリーコンサートなど内容は多岐に渡り、福岡県を中心に九州各地で年間約130回の演奏活動を行っている。2006年から「九響シリーズ」9タイトル、小泉和裕が音楽監督就任後「ベルリオーズ/幻想交響曲」、「ベートーヴェン交響曲第9番」のCDを発売。これまでに、福岡市文化賞、西日本文化賞、文部大臣地域文化功労賞、福岡県文化賞を受賞。
Q.「筑紫讃歌」はどのような曲ですか?
團先生には、福岡県やその近郊各地を題材にした名曲がたくさんありますが、その代表といってもいい大作です。歴史的に学ぶことがとても多く、そして、なによりも人間愛がこめられた素晴らしい曲です。
Q.歌詞には、古文書にでてくる地名や建物、自然に恵まれた大地の素晴らしさなど、筑紫の魅力がたくさん込められています。そしてさらには、海を越えてアジアの歴史が登場しますね。
歌詞には、福岡の方であればほとんどの方が知っている鴻臚館や志賀の島の名がでてきますし、現在でいうと韓国、モンゴル、中国も登場します。それぞれの国のこと、人々のことを知って、人間それぞれの違いを認めることで平和が訪れる。ともに平和な世界をめざしていこうという思いがこめられています。
Q.メッセージ性の高い内容なんですね。
犬塚先生がすばらしい歌詞を作って、それに共鳴した團先生が曲を作りました。オーケストラで演奏するので、太鼓などの日本の楽器は一切使わず、当然西洋の楽器で演奏するのですが、この曲には日本、ひいてはアジアの響きを感じ取ることができます。そして宇宙的といってもいい壮大さがあります。
Q.その素晴らしい曲を200人もの合唱団で歌い上げますね。
「山は頂でわかる」と團先生がおっしゃっていました。これは、高い山はそれだけ裾野が広いということなのですが、音楽も同じです。若い人々の力も借りながら一緒に歌い、高みをめざしていけばきっと裾野が広がります。これだけの素晴らしい曲ですから、ぜひ歌い継いで、たくさんの方々に知ってほしいですし、福岡の皆さまには大切にして欲しいと思います。
Q.福岡シンフォニーホールには数多く登場していただいていますがどんな印象をお持ちですか?
シンフォニーホールはとても素晴らしいホールだと思います。よく「ホールは楽器」といいますよね。やはり誰もが良い楽器で素晴らしい曲を演奏したい、ストラディヴァリウスで名曲を奏でたいのです。私も一緒です(笑)。
Q.公演を楽しみにしているファンの皆さまにメッセージをお願いいたします。
九州交響楽団とはおつきあいも長く、年に10回ほどご一緒しています。四季折々の美味しい食事、そして明るい人々に出会える福岡はとても大好きな街です。その福岡で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
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