「ACROS」2016年7月号
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知れば知るほど おもしろい!コンサートに 行きたくなる!メンバーのー「ブラームス交響曲第1番」、 ホルンの聴きどころは どこですか?岡本 秀樹:弦楽器や木管楽器、金管楽器の橋渡しをするようなところがホルンの魅力で、ブラームスはホルンが大好きなんですよ。彼の交響曲にはホルンがたくさん登場します。特に第1番の第4楽章。スイスのリギ山でブラームスが耳にしたアルペンホルンの響きが聴こえてくるようです。技巧的というより音で聴かせる…そういうホルンらしい表現が楽しめます。佐藤 太一:岡本さん、アルペンホルンを吹かれたことはあるんですか?岡本:持ってるんですよ♪佐藤:ええ、すごい!あれどうやってしまうんですか?岡本:3つに分解できるんです。佐藤:なるほど、木管楽器みたいですね。僕は、あの4楽章のホルンのメロディーは、他の楽器での音色ではどうしても出せない、人の心にぐっとくる深みがあると思います。ブラームスは楽器の使い方がうまい!アルペンホルンが出てくるわけじゃないのに、その情景がイメージできますよね。ikediHotomakO ihciaTotaSnroHeobOプレトークチケット取り扱いは、P8をご覧ください2016.JulyⒸ武藤章137月の第351回定期演奏会ではソリストも務めるオーボエ佐藤太一さんとホルン岡本秀樹さん。聴きどころを熱く語ってくださいました!モーツァルトオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.297bJ.S.バッハ=ウェーベルン編「音楽の捧げもの」より6声のリチェルカーレ交響曲 第1番 ハ短調 作品68 ブラームス指揮:上岡敏之ホルン奏者岡本 秀樹オーボエ:佐藤太一クラリネット:タラス・デムチシンホルン:岡本秀樹ファゴット:山下菜美子聴きに行こう!ーこの「交響曲第1番」の作曲には 長い歳月がかけられたそうですね。佐藤:あの美しい旋律は常人には思いつかないですよ。実は、交響曲第1番は僕らオーボエ奏者にとっても特別な曲のひとつ。オーケストラの入団試験では必ずこの曲を吹きます。えも言われぬメロディーなんです。第2楽章後半でオーボエとホルンに加わるヴァイオリン・ソロもまたいいんです。20年かけて生み出されたメロディーが、大切に大切に、全楽章に散りばめられているんですよ。ーオーケストラ曲の定番、 交響曲(シンフォニー)は 難しい印象がありますが…岡本:オペラはストーリーに基づいて音楽がありますが、交響曲は言葉をもちませんからね。佐藤:逆に言えば、何も知識がなくても純粋に音楽を楽しんでもらえる。ポップスではサビを1番と2番にもってくるなど、同じメロディーが何度か聴こえてきますよね。交響曲も似たようなところがあって、■主題(テーマ)”といわれるメロディーが何度もでてきます。面白いのは、それぞれ少しずつ形を変えて演奏されること。楽章を超えて出てきた時には「おお〜、こっちにも〜!」って発見した喜びと親しみを感じます。ーお二人がソリストで登場する モーツァルトの協奏交響曲も 楽しみです!佐藤:それぞれの楽器の個性が発揮できるように作られていて、協奏曲と交響曲のいいとこどりした明るくて和やかな曲です!岡本:クラリネットのタラスさんにファゴットの山下さん、そして僕ら。指揮者の上岡さんとオケと、どんなやりとりになるのかな。いつも舞台の奥側に座っていますが、前に出てきます(笑)!ぜひ前方のお席でもお楽しみください。九州交響楽団 第351回定期演奏会〜上岡の真骨頂 ゲルマン音楽の世界〜金297/19:00開演福岡シンフォニーホール#16首席オーボエ奏者佐藤 太一
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