「ACROS」2016年10月号
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2階耳学江戸時代に大流行!「麻の葉文」耳学漆、これぞ最古の伝統工芸!?耳学ハイ・ステータスの象徴色「櫨染」耳学コラボしてます!10販売ありせいせいがまもんよう主催工房薫風舎(古賀市小山田)主催筑前小石原焼まるた窯元 太田剛速(代表)(朝倉郡東峰村)主催博多人形作家協会川﨑修一(代表)(福岡市中央区)ついたて阿蘇青々窯(阿蘇市波野)くみこはじぞめ福岡県の国・県指定の伝統工芸品を常設展示しています。また、週替わりで民工芸品作家による作品展も開催しています。9/26(月)▲10/2(日)耳学家具と暮らす木と土の物語 二人展工房薫風舎は広葉樹を使用したオイル仕上げの家具や木工小物を、阿蘇青々窯は穴窯で100時間焼成した、自然釉と焦げ、緋色、窯変などを楽しむ器を展示販売します。手作りの温かみある作品をお楽しみください。(約250点展示)体験染め型紙とは着物を染めるための型紙のこと。型紙彫りは江戸時代に隆盛を極めた伝統工芸として現在も受け継がれています。勢いのある江戸後期の文様から大正時代のモダンな文様への移り変わりを、作品を通してご覧ください。(約100点展示)まず「材」ありきと言われる木工芸。一つ一つの木のクセを熟知しているからこそできる職人技があります。滑らかな手触りの椅子やテーブル、桐たんすや組子の衝立など、木の温もりが伝わる作品を展示販売します。(約100点展示)アクセサリーから建築空間まで幅広く和紙を取り入れ、その魅力を表現してきました。今回は櫨染めした八女和紙で会場を演出し、バッグや小物などを展示販売します。櫨から取れる貴重な染料は、透明感とシャリ感がある八女和紙にとてもよく馴染みました。ぜひ会場でご覧ください。(約100点展示)体験博多人形作家協会会員の熟練作家から若手作家、研究生までの新作が勢揃いします。今回は特別企画として、九州での震災を悼み「頑張ろう!九州」をテーマに九州の歴史、文化などを題材にした作品を展示し、エールを送ります。(約70点展示)実演実演実演手ロクロを使った制作体験 / 500円※作品は焼成後、着払いにてご自宅にお送りします。型紙彫りの実演木工制作実演皿の絵付け体験 / 1,500円(九州圏内送料込み※九州圏外は追加料金有)和紙の香り袋作り体験 / 大1,000円、小800円博多人形の制作実演2016.October主催松永慎一郎(代表)(福岡市西区)耳学組子ってなんだ?主催おおばやし陽子(福岡市東区)お問い合わせ▲文化観光情報ひろばTel.092-725-9100 オイル塗装することによって、木材は家具という姿に形を変えながらもずっと呼吸をし続けることができます。そう、おうちに届いてからがその家具の人生の始まりなのです。環境に合わせて伸縮を繰り返しながら、私たちの生活になじんでいくテーブルや椅子ってきっといとおしい存在になりますよね? 文政年間に歌舞伎役者、岩井半四郎が麻の葉文様の衣装を用いて大流行した文様で、現代にも着物や組子などに用いられる「麻の葉文」。麻の葉は成長が早く、まっすぐに伸びることから、子どもの成長を願って麻の葉文の産着を着せる習慣があったそうです。 組子とは、釘を使わず、木と木を組み合わせてさまざまな模様を表現する伝統技術のこと。和室の障子や欄間(らんま)などの建具に使われ、その精巧で美しい幾何学模様は、部屋や空間を華やかに彩ります。最近では、大川組子が、豪華寝台列車「ななつ星」に使われるなど、現代のスタイルと融合する組子を目にする機会も増えてきましたね。「ちょっと自分で作ってみたい!」という方には、市販されている手作り組子キットもおすすめです。 400年?800年?いえいえ、日本における漆塗り製品の歴史は、なんとはるか昔の9000年ほど前にさかのぼるそうです。時代の流れとともに、装飾品、武器、棺などに使われ、今なおその歴史を刻みつづける漆。現在はなんといっても工芸品『漆器』が、私たちにとっての“漆”のイメージではないでしょうか。先人の知恵や技術がたくさん詰まっている漆製品を、ぜひ日本人の誇りとして大切にしていきたいものです!  櫨染の特徴は、赤みの深い黄金のような黄色で、とても温かみを感じる日本の伝統色です。山野に自生するヤマハゼの黄色い心材を染料とし、奈良や平安時代の古文書に、染め紙の色や裂染(きれぞめ)の色として記載されています。平安時代には、高貴な身分を表す衣の色として使用されました。 伝統を守り続けるためには変化に富んだスタイルもときには必要なんです!ということで、博多人形はこれまで、アニメや人気キャラクターとの「コラボ」作品を登場させています。松本零士作品から「トチロー/黒田武士Ver.」や、ホークス謎のキャラクターとスワローズのマスコットがともに並ぶ「ふうさん×つば九郎」などは、新たな博多人形ユーザーを増やしてくれる立役者になりそうですね。櫨色10/3(月)▲10/9(日)主催江戸型彫 小樋登貴枝(北九州市門司区)染め型紙にみる江戸文様10/10(月・祝)▲10/16(日)木工四人展10/17(月)▲10/23(日)福岡県工芸作家手仕事展〜暮らしを繋ぐ8の手〜福岡県で活躍する工芸作家4人の展示会です。伝統の技が光る小石原焼の器や漆の水指、久留米絣の着尺や柔らかな表情の人形などを展示販売します。新しい感性でモノづくりに取り組んだ個性豊かな作品をお楽しみください。(約300点展示)体験10/24(月)▲10/30(日)おおばやし陽子の和紙展201610/31(月)▲11/6(日)第53回博多人形作家協会新作展入場無料匠ギャラリー企画展10:00〜18:00(初日12:00から最終日16:00まで)

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