「ACROS」2016年11月号
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■511/■2611/今月の岡本 正康(下関市立美術館 主査)エドモン=フランソワ・アマン=ジャン≪髪≫1912年頃 大原美術館蔵木村崇人《雲になる日》 宮崎県立美術館 2013年2016.November講師からのひとこと講師からのひとこときたやませいたろう 現代美術家・木村崇人は、「地球と遊ぶ」をテーマに、目に見えない地球の力を視覚化し、実際に体で感じることができる作品作りやワークショップを行っています。代表作に、木もれ陽の原理を利用して星型の光を降らせる「木もれ陽プロジェクト」、太陽の光で等身大の姿を写す巨大日光写真「雲になる日」、地球の磁力を身近に感じる「地磁気の部屋」などがあります。この講座では「アートで地球と遊ぶ木村崇人展」の見どころをご紹介し、木村崇人の作品を実際に見ながらわかりやすく解説します。 8月に九州芸文館で実施したワークショップ「雲になる日」で、参加者の皆さんと制作した巨大日光写真をお見せします。見て、触って、地球の不思議を体験できる木村作品の魅力をお伝えします! 美術雑誌の出版や展覧会のプロデュースを通じて、大正時代に若者文化としての美術をリードし、他方では、日本のアニメーションの草分けのひとりともなった異才・北山清太郎。この知られざる仕掛け人の足跡を鍵に、岸田劉生をはじめとする大正期の洋画家たちの仕事、そして、彼らがあこがれて熱狂したモネ、ゴッホ、ピカソら印象派以後のヨーロッパ絵画や北山清太郎が制作にあたった20世紀のアニメーション作品も紹介(復元映像を上映)。この講座では、日本近代の転換点に光を当てたこれまでにない企画展「動き出す!絵画 ペール北山の夢」の見どころをご紹介します。100年前、国産アニメの創始者のひとりとなった北山は、一方で青年画家たちとともに「西洋画」にあこがれ、日本の美術を変えました。「動き出す」をキーワードに、「時代」の「夢」を追体験できる展覧会のポイントを押さえます。たかひとみまんだ こう三満田 巧(九州芸文館 学芸員)りゅうせいまさやす現代美術家・木村崇人と楽しむ地球の遊び方動き出す!絵画−知られざる仕掛け人「ペール北山」と大正期の洋画、アニメ展覧会企画展ちくごアートファーム計画2016〜筑後の自然と創造力 アートで地球と遊ぶ 木村崇人展場所/九州芸文館会期/平成28年12月10日(土)〜   平成29年 2月19日(日)動き出す!絵画 ペール北山の夢モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち場所/下関市立美術館会期/平成29年1月28日(土)〜 平成29年3月12日(日)九州山口地域の美術館、博物館で開催される催し物の事前レクチャー講座!500円セミナー室214:00〜15:30(要事前申込・先着70名)文 化04アクロス・文化学び塾アートで地球と遊ぶ方法!?北山清太郎の多岐にわたる業績の全貌が明らかに!CMust-see eventsおすすめイベントMusic& Culture

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