「ACROS」2017年9月号
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ijiraMarahhsIoKkuzuS i ioabuTeCllプレトーク金22メンバーの知れば知るほど   おもしろい!コンサートに  行きたくなる!テューバ奏者鈴木 浩二チェロ奏者石原 まりヴァイオリン/チャン・ユジン13モーツァルト交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」ストラヴィンスキーヴァイオリン協奏曲 ニ調 フランク交響曲 ニ短調Q:フランス交響曲史上の傑作とも  いわれる、フランク最晩年の作品 である「交響曲 ニ短調」は、 九響では17年振りの演奏ですね。鈴木 浩二:はい、秋山和慶さん指揮の第221回定期演奏会以来です。個人的には、この曲は何度か演奏したことがあります。しょくざい石原 まり:私は、フランクの交響詩「贖罪」を学校で何回か演奏しましたが、交響曲は初めてです。鈴木:フランクは、フランスで活躍した作曲家だけど、ベルギー生まれなんですよね。石原:ベルギーやフランスの有名な作曲家には、オルガン奏者が多く、いろいろな音の層を作って音楽を響かせるという手法が素晴らしいです。鈴木:フランクもまさにそうだよね。石原:彼もオルガンを弾いてオーケストラをイメージする人でした。特に、管楽器の音色は特徴的です。鈴木:フランクの交響曲のスコアを見ると、確かにオルガンの譜面みたいです。他の作曲家は、オーケストラに華やかさや色彩感を出す効果として、時にはパートソロがあったりするのですが、そうなってない。石原:どちらかというとオーケストラ全体を固まりとしてとらえて何かを伝えようとしてくるから、チェロも単独の楽器というより、集合体として扱われいる気がします。鈴木:そういう風に聴くと面白いかもしれないですね。フランスのドビュッシーやラヴェルのようにきらびやかではなく、どこか哀愁漂いますよね。オルガン1つ1つのパイプの音が折り重なるような感じ。九響テューバ奏者の鈴木浩二さんとチェロ奏者の石原まりさんのお二人に、9月開催の「第361回定期演奏会」について、お話を聞きました。2017.SeptemberQ:石原さんは、ベルギーへ 留学されていましたよね?石原:はい、ナミュールにある小さな学校で6年間勉強していました。鈴木:ベルギーでは、レトリック(修辞学)は勉強しましたか?石原:はい、私は少ししか勉強できませんでしたが、日本でも修辞学の勉強をできたら良いですね。鈴木:修辞学は、基本的には演説の技術で、いかに聴衆を納得させるかを目的としています。音楽にも作曲の技法などに修辞学を応用したりしています。例えば教会音楽の場合は、キリストをどういう時にどういう形で表すか全部決まっています。音が3つあるのも、3という数字がキリストを指していたりします。石原:三位一体ですね。鈴木:4分音符はどういう意味があって、4分の4がどうしてあるのかって、本当は細かく決まっているんですよ。実は、そのルールや修辞学に基づいて、曲は書かれています。石原:音楽は、数学、文学、歴史、ひいては宇宙、全てにつながっているから、演奏をさまざまな視点から聴いて頂けたら面白いのではないかと思います。石原:コラール(賛美歌)のイメージがすごく強いです。鈴木:金管楽器としては、最終章でバストロンボーンがメインテーマをずっと吹いているのが聴きどころですね。テューバも結構難しいんですよ。石原:そうなんですね。鈴木さんが難所を涼しげな顔で吹くところも聴きどころです!!鈴木:プログラム全体としては、今回演奏する3曲はそれぞれ作曲者の出身地、作品の年代も違いますが、「ニ長調」「二調」「ニ短調」と、同じ調性のなかでも大きく異なる曲調の違いを感じられると思います。指揮/ガエタノ・デスピノーサS席5,200円 A席4,200円 B席3,100円(学生¥1,100円)  アクロス福岡チケットセンターにて発売中聴きに行こう!19:00開演福岡シンフォニーホール九州交響楽団 第361回定期演奏会急上昇の指揮者、     イタリアのデスピノーサ9/#30

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