2023年3月、匠ギャラリーは福岡県の伝統工芸品を未来へつなぐ場として生まれ変わりました。1階では食や地域文化を通して、工芸品と現代の暮らしがむすびつき、2階では工芸品そのものが持つ魅力や、込められた想いをひもときます。作り手と使い手が一緒に未来を描く場。それが新しい匠ギャラリーです。
ギャラリー1では創作の現場を体感いただけるような様々な企画を開催します。産地で創作活動を行う職人と交流し、作品に込めた想いを直に感じる。職人一人ひとりの個性に触れる。思わず見入ってしまうほど美しい伝統技術を間近で見るなど、民工芸品の魅力を形作る様々なモノ・コトを発信します。
2Fは2つのゾーンに分かれます。「伝統的工芸品のひもとき展示」では福岡県の文化である、伝統的工芸品の特徴、歴史、工程や道具などを、実物や映像を交えてわかりやすく紹介します。「ギャラリー2」では、白を基調としたシンプルモダンな空間に身を置き、じっくりと工芸品と向き合うことができます。さらに工芸品で彩られた50台のテーブルが並び、伝統的な技術を活用した様々な作品をご覧いただける「FUKUOKA KOUGEI 50」を常時開催しています。伝統の根幹と技術を未来へつなぐ作品作り、その両方が共存しているフロアで福岡の文化が日々アップデートされていきます。
匠ギャラリーでお気に入りの民工芸品と出会い、日々の暮らしでどんどん使ってください。民工芸品はもともと日用品であるため、長く使えるように、職人の手で丁寧に作られています。繰り返し使う中で手触りや表面の様子が少しずつ変わっていき、あなただけの特別な一品となります。変化を楽しみ、民工芸品との豊かな暮らしを楽しみましょう。