圧倒的な才能と生来の音楽性を持つチョ・ソンジン。
2010年にNHK交響楽団とショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏したのが、福岡シンフォニーホールでの初舞台。今回は2017年ぶり、4度目の登場となります。
当時14歳だった少年は青年となり、今年で30歳を迎えます。
卓越したテクニックと透明感のある美音が魅力的なソンジン。精密で色彩感豊かな作曲家ラヴェルの曲にこだわり、「オール・ラヴェル・プログラム」に挑みます。
心揺さぶられる魅惑の夜になることでしょう。
2023年より2年間、ロンドンのウィグモア・ホール専属カルテットを務めるダネル弦楽四重奏団。1991年にベルギー・ブリュッセルで結成し、今年で33年目を迎えます。
今や世界の弦楽四重奏界をリードする存在となり、世界各地のコンサートで演奏するなど活躍を続けています。
今回は、プロコフィエフとシューベルトの弦楽四重奏曲を演奏します。
中でも注目曲は、室内楽の名曲とも評されるシューベルトの第13番「ロザムンデ」。
劇付随音楽「キプロスの女王ロザムンデ」第3幕間奏曲の主題に使われているため「ロザムンデ」と呼ばれています。シューベルト自身もこの主題を気に入っていたようで、ピアノ独奏の作品にも用いられています。シューベルトが作り出すメロディの中でも、特にシンプルで、美しさとロマンティックな雰囲気が漂う作品です。
常に新しいレパートリーを発掘し続ける探求心、弦楽四重奏の名曲を網羅するプログラム、そして熱い演奏!室内楽ファンを魅了するベルギーの実力派カルテットをお楽しみください。
類まれなる歌声で合唱界を席巻し続けるタリス・スコラーズが、福岡シンフォニーホールに9年ぶりの登場。
合唱指揮者で音楽学者のピーター・フィリップスが20歳で結成し、男女混声10名のメンバーを中心に、ルネサンス音楽やミサ曲などの教会音楽をレパートリーとして、半世紀もの間世界を魅了し続けているア・カペラの最高峰と言えます。
今回のプログラムのタイトルにあるシスティーナ礼拝堂は、ミケランジェロの代表作である巨大なフレスコ画「最後の審判」が描かれたバチカン宮殿にある礼拝堂です。ここでの特別な礼拝のための秘曲アレグリの「ミゼレーレ」は、タリス・スコラーズの代名詞と言っても過言ではありません。1630年代の作品と言われ今もなお歌い継がれているこれぞ不朽の名作は、若きモーツァルトの耳コピーを発端に門外不出の禁令が解けてしまったという逸話付きで、後世ではメンデルスゾーンやリストも譜面に書き取ったそうです。
さて、この他にもパレストリーナやジョスカン・デ・プレなど、音楽におけるルネサンス期を代表する作曲家の声楽曲を演奏します。ホールいっぱいに澄みわたる輝きに満ちた聖なる響き、非日常体験を福岡シンフォニーホールでぜひ!
アクロスWEB先行 1月14日(日)10:00〜
一般発売 1月19日(金)10:00〜
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※福岡グランドクラシックス2024の公演チケットはインターネットで上記チケット発売日より購入いただけます。
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