イタリアが誇る一流アンサンブル「新イタリア合奏団」。前回2017年の来日では全国8公演のツアーを行い、極上のアンサンブルと自由闊達な演奏が聴衆の喝采を受けました。特に、彼らだからこそ奏でられる情熱あふれるヴィヴァルディ「四季」は、その自由闊達な演奏で唯一無二と言われています。
今回は、そんな彼らに加え、注目度の高い高きギタリスト、村治奏一とタッグを組み、「イタリア音楽の旅~ギターで聴く新しい<四季>」と題してバロックから映画音楽まで、そしてイタリアを満喫する親しみやすいプログラムをお楽しみいただきます。
福岡シンフォニーホールには、2018年に21年振りのカムバックを果たし、深く愛情あふれる歌声と人柄で聴衆を包み込んだリサイタルは記憶に新しいところです。このコロナ禍にあっても、カレーラスは日本の聴衆のために昨年も来日し、その名唱を聴かせてくれました。世界中に「三大テノール」旋風を巻き起こし、パヴァロッティ、ドミンゴとともにオペラの魅力を知らしめたその軌跡は、まさにレジェンドといえるでしょう。
今回彼がテーマとしているのは「想いの届く日」。タンゴ界のスーパースター、カルロス・ガルデルが作曲した歌曲「想いの届く日」は、その甘く美しいメロディで、アルゼンチン歌曲としてだけでなく世界的なヒットナンバーとして今も歌い継がれています。
“大切な人のために歌う”、その強い想いと情熱こそが、カレーラスが歌手として今伝えたいことなのです。
その甘く憂いを帯びたカレーラスサウンドを、今一度体感してください。
世界が誇るスター・ピアニストとして、幅広いフィールドで音楽の喜びを発信しつづけるラン・ラン。2021年1月に予定されていたリサイタルは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止を余儀なくされましたが、今秋ついに待望のリサイタルが開催されます。
ラン・ランが弾くJ.S.バッハ、ファンの皆さまには意外かもしれません。しかし巨匠エッシェンバッハから勧められて以来、ラン・ランは20年以上にわたり「ピアニストとしての自分を別次元に導いてくれる」というこの『ゴルトベルク変奏曲』を大切に弾き込んできました。その後古楽の大家アーノンクールやシュタイヤーにも学び、2020年にはついにレコーディングを実現、評判を呼んだのも記憶に新しいところ。そして40歳を迎えて成熟した今年、満を持して日本の皆さまにその演奏をお届けします。高い芸術性と華麗な美とが融合し、古今東西の鍵盤音楽の粋を極めた『ゴルトベルク変奏曲』。あたかも人生を巡るようなこの大変奏曲から今のラン・ランがどのような新しさと生命感を引き出すのか?どうぞご期待ください!
音楽の贈り物ゴルトベルク
今年度は、3人の鍵盤奏者による「ゴルトベルク変奏曲」をお届けします。
ぜひ三者三様の演奏の魅力をご堪能ください。
2022年11月15日(火) 19:00開演 ラン・ラン ピアノ・リサイタル
2023年1月31日(火) 19:00開演 ファジル・サイ ピアノ・リサイタル
2023年3月3日(金) 19:00開演 小林道夫 チェンバロ・リサイタル