博多・山笠コースエリア

福岡市のなかでも博多エリアは古くから九州・アジアにおける交通の要でした。今では福岡空港に博多駅、博多港などを拠点に、九州最大都市として進化し続けています。地理的利点を生かして国内外で活躍する博多商人たちを支える街には、一歩路地を入れば昔なつかしい街並みも健在です。

石村萬盛堂

瓦屋根に大きな看板と白壁が風格を感じさせる、博多っ子なじみの菓子屋さん。山笠のゴール地点という、博多っ子にとって特別な場所にある同店は明治38年創業。看板商品の鶴乃子は、鶴の卵を例えたマシュマロに黄味あんが入った100年以上の歴史をもつ博多菓子。お菓子を買うとお茶サービスがあるから、店内に飾られている博多の古地図を見ながら食べると、地元っ子の気分を味わえるよ。

●石村萬盛堂

(福岡市博多区須崎町2-1 TEL：0120-222-541)

櫛田神社

博多の総鎮守として、地元の人からは「お櫛田さん」の愛称で親しまれているよ。境内には見どころがたくさんあって、かの有名な博多祇園山笠の「飾り山笠」が常設されているし、「霊泉鶴の井戸」からは不老長寿のご利益があるといわれる水も湧き出ているんだ。勇気をもって飲んでみたけど、少ししょっぱくて鉄っぽい...。これが体にいいんだろうね。それから、「博多べい」というアーティスティックな壁も見つけたよ。中世の戦乱後、博多の町を復興する際に、土塀に焼け石や、焼き瓦を埋め込んで作った壁なんだって。見た目の美しさに加えて博多っ子の力強さを感じるね。

●櫛田神社

(福岡市博多区上川端町1-41 TEL：092-291-2951)

博多菊秀包丁刃物店

冷泉公園の前に店を構える刃物専門店。包丁や理容はさみ研ぎなど、プロが駆け込む、博多の町になくてはならないお店なんだ。創業80年、店内の片隅にある作業コーナーで刃物に向かう職人技に、思わず息を止めてしまったよ。オリジナルの包丁やはさみなど、刃物がずらりと並ぶ研ぎ澄まされた空気感はとってもビューティフル！

●博多菊秀包丁刃物店

(福岡市博多区店屋町4-18 TEL：092-291-1291)

遠藤商店

明治43年の創業以来、多くの人たちに愛される玩具・駄菓子屋さん。無造作に置かれた箱の中にはお菓子やおもちゃがいっぱい！まるで宝物探しをしている気分でワクワクするよ。日本の祭りでよく見かけるヨーヨーやお面も発見！日本食の登竜門的存在、納豆味のお菓子はどんな味がするのかな？

●遠藤商店

(福岡市博多区綱場町6-4 TEL：092-291-1158)

博多祇園山笠(7月1日～7月15日)

770余年の伝統を誇る夏祭り。祭りに合わせて帰省する人や、転勤してもこの時期に戻ってくる人がいるんだって。市内14か所で華やかな“飾り山笠”が展示されたり、水法被に締め込み(ふんどし)姿の男衆が勢い水を全身に受けながら駆け抜けていったり、博多の街が一年でもっとも熱くなる15日間だ。
場所：櫛田神社(福岡市博多区上川端町1-41)他、博多区の各所

【主なスケジュール】

7月1日	飾り山笠公開(〜14日)
9日	全流お汐井とり
10日	流舁き
11日	朝山笠・他流舁き
12日	追い山笠ならし
13日	集団山見せ
14日	流舁き
15日	追い山笠

【お問い合わせ】
福岡観光コンベンションビューロー TEL：092-733-5050