熊耳山定林寺(ゆうじざんしょうりんじ)と紫陽花
〜大牟田市三池〜
今月から始まる「ふくおか花紀行」。まずは「紫陽花寺」の別称でも親しまれる、大牟田市三池の定林寺。
室町初期、三池季時によって建立され、その後三池氏の菩堤寺となった境内には、中興開山塔(ちゅうこうかいざんとう)や祖門和尚の墓など歴代住職の墓がある。また、三池氏供養寺や五輪塔・宝篋印塔(ほうぎょういんとう)の石塔郡があり、歴代の住職で祖門和尚の幽霊伝説が民話として残っているとのこと。
福岡市内から高速に入り50分ほど南下。熊本県の南関ICで降り、県道10号線で大牟田市に入り三池山のふもとにある目的地に着く。どう見ても普通の田舎の民家にしか見えないが、挿絵の建物が本堂らしい。なるほど、うっそうとした境内は祖門和尚の幽霊伝説にふさわしく、妙に現実味を感じてしまった(現和尚さんには申し訳ないが)。
お寺らしいのは本堂の隣にある納骨堂くらい。あとは周辺に小さいお堂と墓石、石像が見受けられる。庭木にはいくらか手入れが施されているらしい。境内周辺にも多種多様の紫陽花が繚乱と咲き乱れるが、紫陽花の季節以外は閑静な「詫び寺」という印象だ。
だが実は、私はこういう雑然とした、自然に近い風情が結構好きである。
室町初期、三池季時によって建立され、その後三池氏の菩堤寺となった境内には、中興開山塔(ちゅうこうかいざんとう)や祖門和尚の墓など歴代住職の墓がある。また、三池氏供養寺や五輪塔・宝篋印塔(ほうぎょういんとう)の石塔郡があり、歴代の住職で祖門和尚の幽霊伝説が民話として残っているとのこと。
福岡市内から高速に入り50分ほど南下。熊本県の南関ICで降り、県道10号線で大牟田市に入り三池山のふもとにある目的地に着く。どう見ても普通の田舎の民家にしか見えないが、挿絵の建物が本堂らしい。なるほど、うっそうとした境内は祖門和尚の幽霊伝説にふさわしく、妙に現実味を感じてしまった(現和尚さんには申し訳ないが)。
お寺らしいのは本堂の隣にある納骨堂くらい。あとは周辺に小さいお堂と墓石、石像が見受けられる。庭木にはいくらか手入れが施されているらしい。境内周辺にも多種多様の紫陽花が繚乱と咲き乱れるが、紫陽花の季節以外は閑静な「詫び寺」という印象だ。
だが実は、私はこういう雑然とした、自然に近い風情が結構好きである。
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福岡県 あじさいの名所
定林寺のあじさい(大牟田市)/10,000株/JR大牟田駅よりバス「普光寺行き」終点、徒歩15分
福知山ろく花公園のあじさい(直方市)/3,000株/JR直方駅よりバス「内ヶ磯行き」永満寺バス停下車、徒歩5分
高塔山のあじさい(北九州市若松区)/36,000株/JR若松駅下車、徒歩20分
筥崎宮あじさい苑/3,500株/JR鹿児島線より箱崎駅下車、徒歩10分
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ならざき清春
市内に水彩画教室を2つ持つ。著書に画集「水彩で描くやわらかな光の風景」。
東京・大阪・仙台でも水彩画講座を開く。
アトリエ:福岡市中央区黒門6-41-503
連絡先:092-721-6616
→ホームページはこちらから