芦屋町夏井が浜のハマユウ
〜遠賀郡 芦屋町〜
遠賀郡芦屋町夏井が浜にハマユウの群生地がある。南洋が原産で少しずつアジアの大海を旅してやってきた。
九州本土ではこのエリアが自生の北限地。昭和35年県指定天然記念物に指定。開花時期は7月中旬〜8月上旬頃。花は白い曼珠沙華のようで水彩画にするには少しばかり厄介だった。山里風景や田園風景を好んで描いている私は、海景はあまり描かない。しかし画面左の狩尾岬が構図上いい役割をしてくれたので興味の持てる題材となった。
万葉集にもハマユウを詠んだ柿本人麻呂の歌があり、古代歌人にも愛された花である。
「み熊野の 浦のはまゆう百重なす 心は思えど ただに逢わぬかも」
ハマユウの花が幾重にも重なっているように、幾重にも百重にもあなたのことを思っているが直接逢えない、という意味のようだ。花言葉は「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「汚れがない」。後の2つの言葉は画家本人の風貌とは一致しないようである。
JR鹿児島本線・折尾駅から北九州市営バス「芦屋はまゆう団地行き」にて25分。終点のはまゆう団地にて下車。徒歩10分。土曜日だったためか、海岸すぐ近くの海産物を売っている店は、沢山の人で賑わっていた。
九州本土ではこのエリアが自生の北限地。昭和35年県指定天然記念物に指定。開花時期は7月中旬〜8月上旬頃。花は白い曼珠沙華のようで水彩画にするには少しばかり厄介だった。山里風景や田園風景を好んで描いている私は、海景はあまり描かない。しかし画面左の狩尾岬が構図上いい役割をしてくれたので興味の持てる題材となった。
万葉集にもハマユウを詠んだ柿本人麻呂の歌があり、古代歌人にも愛された花である。
「み熊野の 浦のはまゆう百重なす 心は思えど ただに逢わぬかも」
ハマユウの花が幾重にも重なっているように、幾重にも百重にもあなたのことを思っているが直接逢えない、という意味のようだ。花言葉は「どこか遠くへ」「あなたを信じます」「汚れがない」。後の2つの言葉は画家本人の風貌とは一致しないようである。
JR鹿児島本線・折尾駅から北九州市営バス「芦屋はまゆう団地行き」にて25分。終点のはまゆう団地にて下車。徒歩10分。土曜日だったためか、海岸すぐ近くの海産物を売っている店は、沢山の人で賑わっていた。
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その他 ハマユウがみられる所
糸島郡志摩町芥屋海水浴場
アクセス/JR筑前前原駅から昭和バス芥屋ノ大門行き乗車「芥屋大門」下車 徒歩すぐ
見頃/7月〜8月にかけて
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ならざき清春
市内に水彩画教室を2つ持つ。著書に画集「水彩で描くやわらかな光の風景」。
東京・大阪・仙台でも水彩画講座を開く。
アトリエ:福岡市中央区黒門6-41-503
連絡先:092-721-6616
→ホームページはこちらから