山茶花のある小径
〜北九州市門司区・白野江植物公園〜
北九州市門司区の白野江植物公園は四季折々の植物が見られる。今年の1月には七草粥もふるまわれた。野鳥探鳥会も毎年行われているようだ。植えられた木々も日本庭園のように丸く刈り込まず、イギリス庭園のように自然な感じにしてあるのが気に入った。そのためスケッチにもいい場所だと思う。
山茶花は、この公園の入り口近くに大きいものがあったが、あえてこれを絵にするのは避けた。自分の中のどこかに、童謡「たき火」が刷り込まれているのか、あまり大きいとなんだかイメージと合わず、絵にしようという気がしない。山茶花はわが国のみに自生する固有種だが、その自生範囲は狭く、四国南西部、九州、沖縄地方、本州では山口県に限られている。北限は長崎県壱岐島といわれている。江戸時代には椿は首落ちが嫌われて、武家の屋敷では山茶花を植えることが多かったそうだ。
和名は「山茶花」と書いて「サンサカ」と読ませていたものが「サザンカ」に転訛したといわれている。花言葉は、困難に打ち勝つ、ひたむきさ、など。
山茶花を歌った俳句がある。
「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」
正岡子規
「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」
高浜虚子
【白野江植物公園 アクセス】
JR門司港駅下車、「白野江2丁目植物公園入口」下車徒歩2
山茶花は、この公園の入り口近くに大きいものがあったが、あえてこれを絵にするのは避けた。自分の中のどこかに、童謡「たき火」が刷り込まれているのか、あまり大きいとなんだかイメージと合わず、絵にしようという気がしない。山茶花はわが国のみに自生する固有種だが、その自生範囲は狭く、四国南西部、九州、沖縄地方、本州では山口県に限られている。北限は長崎県壱岐島といわれている。江戸時代には椿は首落ちが嫌われて、武家の屋敷では山茶花を植えることが多かったそうだ。
和名は「山茶花」と書いて「サンサカ」と読ませていたものが「サザンカ」に転訛したといわれている。花言葉は、困難に打ち勝つ、ひたむきさ、など。
山茶花を歌った俳句がある。
「山茶花を 雀のこぼす 日和かな」
正岡子規
「山茶花の 花や葉の上に 散り映えり」
高浜虚子
【白野江植物公園 アクセス】
JR門司港駅下車、「白野江2丁目植物公園入口」下車徒歩2
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その他山茶花が見られるところ
大濠公園(福岡市中央区)
アクセス/地下鉄大濠公園駅下車すぐ
見どころ/福岡城の外濠を利用して作られた。外周およそ2kmの池を中心とした水の公園のあちこちに花を咲かせる。
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ならざき清春
市内に水彩画教室を2つ持つ。著書に画集「水彩で描くやわらかな光の風景」。
東京・大阪・仙台でも水彩画講座を開く。
アトリエ:福岡市中央区黒門6-41-503
連絡先:092-721-6616
→ホームページはこちらから