「杣人(そまびと)の料理」
― 八女市矢部村 ―
イラスト：山川順子
JR羽犬塚(はいぬづか)駅からバスに揺られること約1時間半。熊本県と大分県に隣接する矢部村は福岡県の南端にあたり、県下最高峰の釈迦岳の麓にある緑豊かな自然と清流が美しい、まさに秘境の地だ。
村の一角にある郷土料理の店「杣人(そまびと)の家」では、この自然を生かした古里の味を地元の婦人会である「みせすあるぺん味の会」が守り続けている。山野草(さんやそう)の天ぷらやヤマメの塩焼きなど、四季折々の食材をふんだんに使った料理はどれも素朴で、味わい深い。蕎麦きりはつなぎを使わない手打ちの十割蕎麦で太くて短く、地鶏で取った出汁とよく合う。約150年前の民家を改修したという重厚な造りの店には土間や囲炉裏端があり、代々受け継がれてきた歴史と懐かしい温もりが感じられる空間となっている。
11月に入ると徐々に山は色づき始め紅葉の時期を迎える。「杣人の家」から車で15分ほどのところにある「杣の里渓流公園」は自然をそのまま生かした造りで、公園のシンボルとも言える大吊り橋からは壮大な紅葉が見渡せる。園内には草木染めや陶芸体験ができる工房や宿泊施設もあるので、日常を忘れて自然を満喫しながらゆっくりと楽しんでいただきたい。
村の一角にある郷土料理の店「杣人(そまびと)の家」では、この自然を生かした古里の味を地元の婦人会である「みせすあるぺん味の会」が守り続けている。山野草(さんやそう)の天ぷらやヤマメの塩焼きなど、四季折々の食材をふんだんに使った料理はどれも素朴で、味わい深い。蕎麦きりはつなぎを使わない手打ちの十割蕎麦で太くて短く、地鶏で取った出汁とよく合う。約150年前の民家を改修したという重厚な造りの店には土間や囲炉裏端があり、代々受け継がれてきた歴史と懐かしい温もりが感じられる空間となっている。
11月に入ると徐々に山は色づき始め紅葉の時期を迎える。「杣人の家」から車で15分ほどのところにある「杣の里渓流公園」は自然をそのまま生かした造りで、公園のシンボルとも言える大吊り橋からは壮大な紅葉が見渡せる。園内には草木染めや陶芸体験ができる工房や宿泊施設もあるので、日常を忘れて自然を満喫しながらゆっくりと楽しんでいただきたい。
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【杣人の家】
八女市矢部村北矢部中間9932
TEL：0943-47-2173
定休日：不定休
※料理は前日までの完全予約制ですので、ご利用の際はご相談ください。
アクセス：JR羽犬塚駅から堀川バス(柴庵行き)中間川バス停下車、徒歩約10分
【秘境 杣の里渓流公園】
八女市矢部村北矢部6707-7
TEL：0943-47-3000
定休日：不定休
開園時間：10：00〜17：00
アクセス：
JR羽犬塚駅から堀川バス(柴庵行き)
宮ノ尾橋バス停下車、車で約10分
【矢部まつり】
矢部村の特産品の直売や「コケッコ競鶏」「ヤマメ釣り」などいろんなイベントが盛りだくさんです。ぜひ紅葉と共にお楽しみください。
日時：11月20日(土)〜21日(日) 10:00〜16:00
場所：矢部川源流公園
アクセス：JR羽犬塚駅から堀川バス(柴庵行き)鬼塚バス停下車すぐ
問い合わせ：八女市矢部支所 建設経済課
TEL：0943-47-3111