「博多雑煮」 ― 福岡市 ―
お正月の祝い膳に欠かせない雑煮。「雑煮」とはいろいろな具材を一緒に混ぜて煮る「煮雑(にまぜ)」という言葉が転じたもので、大晦日から年神様に餅や野菜などをお供えし、元旦の朝にそのお下がりを煮ていただいたというのが始まりとされている。
一口に「雑煮」といってもその形は様々で、餅の形や具材、汁の味付けに至るまで日本各地で多種多様なものがある。島根県の小豆を煮たおしるこの様な雑煮や、白味噌にあん餅を入れた香川県の雑煮などは、博多っ子としては全く想像できない味かもしれない。
博多雑煮は焼きアゴ(トビウオ)でたっぷりとった出汁に塩と醤油を加えたすまし汁。餅は丸もちで焼かずに水ゆでし、ブリやアラなどの縁起物の魚を入れる。他にも里芋やゴボウ、豆腐や蒲鉾など各家庭によっても入れる具材は異なるが、博多雑煮に欠かせないのが「かつお菜」。かつお菜は博多で古くから栽培され、「勝つ」に通じる縁起がいい野菜で、茎に鰹節の風味があることからこの名が付いたという。
何はともあれ、正月に家族そろって食べる雑煮のなんと美味しいことか。2011年も皆さまにとって良い一年でありますように。
一口に「雑煮」といってもその形は様々で、餅の形や具材、汁の味付けに至るまで日本各地で多種多様なものがある。島根県の小豆を煮たおしるこの様な雑煮や、白味噌にあん餅を入れた香川県の雑煮などは、博多っ子としては全く想像できない味かもしれない。
博多雑煮は焼きアゴ(トビウオ)でたっぷりとった出汁に塩と醤油を加えたすまし汁。餅は丸もちで焼かずに水ゆでし、ブリやアラなどの縁起物の魚を入れる。他にも里芋やゴボウ、豆腐や蒲鉾など各家庭によっても入れる具材は異なるが、博多雑煮に欠かせないのが「かつお菜」。かつお菜は博多で古くから栽培され、「勝つ」に通じる縁起がいい野菜で、茎に鰹節の風味があることからこの名が付いたという。
何はともあれ、正月に家族そろって食べる雑煮のなんと美味しいことか。2011年も皆さまにとって良い一年でありますように。
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