八女の「伝統本玉露」
―八女市―
福岡県内だけでなく、全国でもお茶の産地として名高い八女市。八女の風景を代表する八女中央大茶園は八女市の北東部にあり、限りなく広がる緑の茶畑はまるで広大な庭園ように美しい。
八女茶の歴史はなんと約600年前に遡り、もともと昼と夜の寒暖の差が激しい内陸性気候で降水量も多いことから、お茶の栽培に適した環境だった。特に玉露は「全国茶品評会」において平成13年度~平成22年度まで10年連続で農林水産大臣賞(1位)を受賞し、他産地を圧倒している。
一口にお茶と言っても玉露や煎茶、番茶、ほうじ茶など様々だが、意外なことに茶葉は皆同じ葉で、製造過程や栽培方法の違いで沢山の種類に分けられている。八女の「伝統本玉露」は新芽が出始めると稲藁(いなわら)やスマキなどで16日以上棚被覆(たなひふく)をして日光を遮る。生育の具合を見ながら稲藁の量を加減して中の気温や明るさをこまかく調整し、ゆっくりと芽伸びさせることによって、渋みの少ないまろやかな味になるという。
機械を使わず昔ながらの手摘みで、しかも一番茶しか摘まない玉露。この手間を惜しまない心意気と伝統を守り続けるという生産者のこだわりが、日本一の玉露を作り上げている。
八女茶の歴史はなんと約600年前に遡り、もともと昼と夜の寒暖の差が激しい内陸性気候で降水量も多いことから、お茶の栽培に適した環境だった。特に玉露は「全国茶品評会」において平成13年度~平成22年度まで10年連続で農林水産大臣賞(1位)を受賞し、他産地を圧倒している。
一口にお茶と言っても玉露や煎茶、番茶、ほうじ茶など様々だが、意外なことに茶葉は皆同じ葉で、製造過程や栽培方法の違いで沢山の種類に分けられている。八女の「伝統本玉露」は新芽が出始めると稲藁(いなわら)やスマキなどで16日以上棚被覆(たなひふく)をして日光を遮る。生育の具合を見ながら稲藁の量を加減して中の気温や明るさをこまかく調整し、ゆっくりと芽伸びさせることによって、渋みの少ないまろやかな味になるという。
機械を使わず昔ながらの手摘みで、しかも一番茶しか摘まない玉露。この手間を惜しまない心意気と伝統を守り続けるという生産者のこだわりが、日本一の玉露を作り上げている。
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【八女市の観光についてのお問い合わせ】
八女市観光振興課
TEL:0943−23−1192
【八女茶の歴史や文化が学べる施設】
茶の文化館・・・入館料(お茶券付き):
大人500円、小学生300円
開館時間:10時~17時
休館日:火曜日(5月、8月は無休)
八女市星野村10816−5
TEL:0943−52−3003
お茶の里記念館・・・入館料:無料
開館時間:10時~16時
休館日:水曜日(祝日の場合はその翌日)
八女市黒木町大字笠原9528−1
TEL:0943−42−4305