小郡名物 カモ料理
―小郡市―
筑後平野の北部に位置する小郡市は、宝満川や花立山など自然が豊かな田園地帯だ。この地域には農業用水として大小57ヶ所のため池が点在している。江戸時代には有馬藩(現久留米市)の御用猟場として、明治以降はカモの猟場として保護されてきた。
秋の彼岸を過ぎると、寒さを逃れてシベリアから飛来してくるカモ。小郡では稲刈り後の田に水をいれ、餌を撒いてカモを誘い込み、あぜに巡らした網を引いて捕える「無双網」という独特の方法で捕る。この狩猟法は鉄砲で撃ったりしないため、肉が傷んだり血なまぐさくなったりしないそうだ。数十年前までは、ハレの日の料理として家庭でもカモ料理は食べられていたそうだが、稀有となった現在では、小郡市内の専門店で味わえる。
大正末期に豪主の別荘として建てられた風情ある料亭(さとう別荘)では、庭を眺めながら贅沢なカモ料理を楽しむことができる。料理法は鉄板焼きや鍋にしたりするのが代表的な食べ方だが、この地域で捕るカモはモミで餌つけされているため味や匂いにクセがなく、刺身でもたべられる。カモはリンや鉄分、ビタミンB1、B2等が豊富に含まれ、バランスのよいヘルシーな食材といえる。
脂ののった野生のコクのあるカモ料理を味わいながら悠久の歴史におもいを馳せてみてはいかがだろうか。
秋の彼岸を過ぎると、寒さを逃れてシベリアから飛来してくるカモ。小郡では稲刈り後の田に水をいれ、餌を撒いてカモを誘い込み、あぜに巡らした網を引いて捕える「無双網」という独特の方法で捕る。この狩猟法は鉄砲で撃ったりしないため、肉が傷んだり血なまぐさくなったりしないそうだ。数十年前までは、ハレの日の料理として家庭でもカモ料理は食べられていたそうだが、稀有となった現在では、小郡市内の専門店で味わえる。
大正末期に豪主の別荘として建てられた風情ある料亭(さとう別荘)では、庭を眺めながら贅沢なカモ料理を楽しむことができる。料理法は鉄板焼きや鍋にしたりするのが代表的な食べ方だが、この地域で捕るカモはモミで餌つけされているため味や匂いにクセがなく、刺身でもたべられる。カモはリンや鉄分、ビタミンB1、B2等が豊富に含まれ、バランスのよいヘルシーな食材といえる。
脂ののった野生のコクのあるカモ料理を味わいながら悠久の歴史におもいを馳せてみてはいかがだろうか。
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【お問い合わせ】
▼小郡市の観光について
小郡市観光協会
TEL:0942-72-4008
▼カモ料理の名店
さとう別荘
TEL:0942-72-3057
小郡市小郡1281
創作懐石とびうめ
TEL:0942-72-2526
小郡市干潟645 (完全予約制)