酒蔵のある街
〜久留米市城島町〜
久留米市城島町は、古くから酒造りが盛んな町です。筑後川の水の恵み、水運、筑後米、三潴杜氏の技と情熱、その全てが融合して「東の灘、西の城島」とまで言われるまでの名高い酒どころとなりました。現在城島には、花の露、有薫、比翼鶴、筑紫の誉の4つの醸造所があり、それぞれ個性あふれるお酒を造り続けています。
花の露にお邪魔し、醸造工学の博士号を持つ山城さんにお話を伺いました。花の露は250年以上の歴史を持つ蔵元で、案内いただいた2階建ての醸造所も100年以上の時を経て梁や柱が黒光りしています。歩くと温かい音がする木の床には、近代的な装置、ピカピカの金属の樽が並ぶ傍ら、昔ながらの杉の大桶も現役です。城島の水は軟水で、昔から灘の硬水を使った酒造りにはない工夫と研究がなされていたとのこと。お米と水と酵母が織り成す芸術品は、伝統の技と科学的な研究によって今も磨かれ続けています。画家の帆足さんの言葉を借りるなら、酒蔵には「科学の領域と、神様の領域」の両方が息づいています。
2階の床をくり貫いた蓋を開けると、下には新米を仕込んだ酛と呼ばれる原酒がふつふつと白く泡立ち、リンゴのような芳香を放っていました。
2月11日の城島酒蔵びらきには、この新酒もおいしくできあがります。城島と三潴の8つの酒蔵がその自慢の味と香りを披露するこの機会に、ぜひ城島にお出かけください。
花の露にお邪魔し、醸造工学の博士号を持つ山城さんにお話を伺いました。花の露は250年以上の歴史を持つ蔵元で、案内いただいた2階建ての醸造所も100年以上の時を経て梁や柱が黒光りしています。歩くと温かい音がする木の床には、近代的な装置、ピカピカの金属の樽が並ぶ傍ら、昔ながらの杉の大桶も現役です。城島の水は軟水で、昔から灘の硬水を使った酒造りにはない工夫と研究がなされていたとのこと。お米と水と酵母が織り成す芸術品は、伝統の技と科学的な研究によって今も磨かれ続けています。画家の帆足さんの言葉を借りるなら、酒蔵には「科学の領域と、神様の領域」の両方が息づいています。
2階の床をくり貫いた蓋を開けると、下には新米を仕込んだ酛と呼ばれる原酒がふつふつと白く泡立ち、リンゴのような芳香を放っていました。
2月11日の城島酒蔵びらきには、この新酒もおいしくできあがります。城島と三潴の8つの酒蔵がその自慢の味と香りを披露するこの機会に、ぜひ城島にお出かけください。
▲城島は西日本有数の瓦の産地。
大きな鬼瓦が展示してある場所が約30箇所あり、それぞれ違う表情をしています。 幾つ出会えるか散策してみてはいかがでしょうか。
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お問い合わせ
酒蔵びらき実行委員会
TEL:0942-62-3141
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お知らせ
第14回 城島酒蔵びらき
会期:2008年2月11日(月・祝)
会場:城島総合文化センター駐車場
参加蔵元:花の露・有薫・筑紫の誉・比翼鶴・旭菊・池亀・萬年亀・杜の蔵
筑後の酒の飲みくらべ、角打ち、筑後酒造り唄の披露などを予定。
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ほあし・よしゆき
自然の風景に関心が薄く、人間の創った[物]に対して濃い。人の[営み]の象徴としての[街角]を多く描く。営みの延長としての[食べ物]にも執着心が強く、食べ・描き・造る・・・事にも熱心。その故もあって・・・糖尿。