福岡の伝統工芸
八女竹細工 やめたけざいく木工品・竹工品
長く愛される実用品
八女地方は、赤土の粘土性が高く、良質の真竹と孟宗(もうそう)竹に恵まれています。それらの竹を材料に作られる「八女竹細工」は、宝永年間(約300年前)に福岡藩と高鍋藩から技法が伝わり、やがてその技法がひとつに合わさって有馬藩の下級武士の副業として始まりました。特に縁巻きの仕上げの丁寧さが特徴で、巻きヒゴは一気に10m前後の薄いヒゴを作り、籠の縁にしっかり巻き付けます。染料も接着剤も使わないにもかかわらず、耐久性に優れ、5、60年は実用品として使用できる逸品です。
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八女伝統工芸館
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