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福岡×文化

福岡の伝統工芸

博多人形 はかたにんぎょう人形

博多、そして日本の心を伝える究極の美

福岡だけでなく日本の「美」を代表する存在として国内外から高い評価を受ける博多人形。その歴史は古く、約800年前には既に素焼きの人形を愛でる習慣があったことが知られています。慶長5年(1600年)、黒田長政が筑前に入国した時代に集められた職人によって現在の下地がつくられ、江戸時代後半には名工たちの登場により、全国的に有名になりました。明治時代からは海外の需要も高まり、現在も100名近い作家が人形を製作し続けています。

人形のモチーフ

「美人もの」「歌舞伎もの」「能もの」「童もの」「節句もの」などがあります。特に「美人もの」は人気が高く、写実的な表情、肌や着物の柔らかな曲線造形、彩色(さいしき)による美しさは、他の追随を許しません。

人形の命~彩色と面相

「土ねり」「原型づくり」「型とり」「生地づくり」「焼成」(窯での素焼き)を経て、「彩色」「面相」という重要な作業に入ります。約900℃の温度で焼かれた人形に、胡粉やニカワの水溶液などで肌の部分を塗る「艶(つや)びき」と呼ばれる下準備をします。そして素焼きならではの素朴な面を活かしながら、工房では人形師が人形ひとつひとつに彩色を施していきます。また、特に重要な部分である顔への筆入れは「面相」と呼ばれ、「口紅入れ」「目入れ」「眉毛描き」など入念な筆を入れることで、博多人形は新しい命を吹き込まれていきます。

お問い合わせ

博多人形商工業協同組合

お電話でのお問い合わせ
092-291-4114