福岡の伝統工芸
棕櫚箒 しゅろぼうき諸工芸
日常に根ざした「生活用品」
「棕櫚箒」は、各家庭の軒先に植えられた棕櫚で作った箒として、およそ30年前までは、農家の休耕期の副業として、多くの地方で生産されていました。棕櫚の繊維質には埃を吸い付かせる機能があり、これで毎日床掃除をすると棕櫚の皮の油分がなじみ、自然と床につやが出てきます。また、長年にわたって使用できる丈夫さを兼ね備えているため、古くから親しまれています。現在でも大量生産や海外からの低単価の商品の波に押されながらも、生活用品として愛用されています。
- お問い合わせ
-
浮羽棕櫚箒保存会
お電話でのお問い合わせ
0943-77-2212