福岡の伝統工芸
筑後和傘 ちくごわがさ和紙
繊細な巧の技が生み出す美しさと実用性
「筑後和傘」は、複雑な100以上の工程からなる細工が施された美しさと実用性を兼ね備える工芸品です。17世紀初めに地元の日吉神社の神官が副業としたことが発祥とされ、柄や傘骨の材料となる真竹が筑後川経由で入手できたこと、和紙や柿渋の名産地が近かったこと、技術を持つ職人が多かったことなどを背景に、和傘の一大産地となりました。昭和20年頃、町内に500人いたとされる職人も今は途絶え、地元・城島の伝統を残そうと発足した保存会により、技術が継承されています。
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城島和傘保存会
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