オービック・スペシャル・コンサート2019
九州交響楽団&ソリストの饗宴
※このイベントは終了しました。
才能あふれるソリスト陣による演奏
コバケンとのセッションで熱い夜となる!
友の会発売日:2018年11月16日(金) 10:00~
一般発売日:2018年11月25日(日) 10:00~
※18:00~当日券販売あり。
周防亮介(ヴァイオリン) インタビューはこちら
イベント詳細
※このイベントは終了しました。
才能あふれるソリスト陣による演奏
コバケンとのセッションで熱い夜となる!
友の会発売日:2018年11月16日(金) 10:00~
一般発売日:2018年11月25日(日) 10:00~
※18:00~当日券販売あり。
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概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一 般】S席6,000円 A席4,000円(学生券2,000円)
【友の会】S席5,400円 A席3,600円(学生券1,800円) ※未就学のお子さまの入場はご遠慮ください。(無料託児サービスあり・要予約) 座席配置図 |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:127-891) ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:83870) |
出 演 | 指揮/小林研一郎 |
曲 目 | ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター |
周防亮介(ヴァイオリン) インタビュー
Q.小林研一郎さんとは2回目の共演ですね。
初めてご一緒させていただいたのは2014年の18歳の時で、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を共演させていただきました。小林先生と共演することは憧れであり、公演の日を心待ちにしていたことを思い出します。
リハーサルの日は緊張して朝から落ち着かず出かけましたが、とってもお優しい眼差しで迎えてくださり気持ちよく自由に弾かせていただいたことを今でも覚えています。小林先生がタクトを振られると一気に音楽が生き生きと進んでいき、指揮に吸い込まれるようにメンデルスゾーンのコンチェルトを弾きました。今回、小林先生とまたご一緒させていただける機会をいただき本当に嬉しく光栄に思っています。久しぶりの共演ですので成長した姿を見ていただきたいです。
Q.演奏される「チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲」は周防さんにとってどのような曲ですか?
初めてオーケストラとコンチェルトと弾かせていただいた曲がチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。プラハの音楽祭で、プラハ室内管弦楽団と共演しました。14歳の時で、自分にとって特別な曲です。
この曲は華やかでスケールが大きく、また哀愁のある美しい旋律と情熱にあふれた音楽がとても魅力的ですが、ロシアの大地を想わせるような大きなフレーズをダイナミックに表現することはすごく難しいです。でも、いつまでも余韻が残る感動的なこのコンチェルトは何度弾いても弾き終えた後の幸福感や充実感は変わりません。演奏後、心の高まりをお客さまと共感できれば幸いです。
Q.九州交響楽団とは初共演となりますね。
九州交響楽団の皆さまと自分の音がどのような響きになるのかすごく楽しみで、今回の初共演を心より嬉しく思っております。ダイナミックかつ歌心のあるチャイコフスキーを皆さまと共有しながら演奏したいです。そして、今回のご縁が今後も続いていくことを願っています。
Q.ヴァイオリンとの出合いはコンサート会場だったと伺いました。
物心がついたころからクラシック音楽を聴いたりピアノに触れたりすることが大好きだったようで、5歳の時に子ども向けのオーケストラの演奏会に行き休憩時間に訪れた楽器体験コーナーがヴァイオリンとの出合いです。幼少からたくさんの演奏会に連れて行ってもらいましたが、ヴァイオリンの華やかな音が魅力的で絶対に自分も弾きたいと思い両親にお願いしました。家にピアノがあったこともありなかなか習わせてもらえなかったのですが、あまりにもずっとヴァイオリンのことばかり話すので両親も根負けし7歳の時にようやく習わせてもらうことができました。両親は1ヶ月で辞めるだろうと思っていたようですが、僕にとっては念願のヴァイオリンでしたのでとにかく嬉しくてレッスンは毎回楽しく、ずっと練習していました。その頃はただただ楽しく弾かせてもらっていたので一番生き生き弾いていたかもしれません(笑)。
Q.現在スイスにお住まいと伺っています。現在の活動や今後のプランなどについて教えてください。
一昨年の10月から、スイスのジュネーブから電車で30分ぐらいのところにあるメニューイン国際音楽アカデミーに在籍しています。このアカデミーは普通の学校とは少し違っていて、毎月のように世界各国を周って演奏活動をすることが多く、スイスはもとよりドイツやモナコなどヨーロッパ各地で演奏しました。留学をして2年目になりますが、もうしばらくヨーロッパで勉強しながら日本での公演を重ねていきたいと思っています。
その後、どこを拠点にするかはまだわかりませんが、日本はもちろんヨーロッパやアメリカ、世界中で演奏の機会をいただけるように今後も色々と挑戦していきたいと思っています。
今年はシャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選んでいただき、シャネル・ネクサスホールで年間6回のリサイタルをさせていただきます。たくさんの方に聴いていただける機会ですので本当に楽しみです。また、オーケストラとの共演や室内楽の演奏会もありますし、いろいろな場所で音楽の素晴らしさや魅力を伝えていきたいと思います。
Q.これまでの活動の中で、影響を受けた作曲家やアーティストをお聞かせください。また、共演した指揮者、アーティスト、楽団などございましたらお聞かせください。
ありがたいことにこれまで多くの方と共演させていただいたり、レッスンを受けたりと自分の演奏に影響を与えてくださった方はたくさんいらっしゃいます。特に、現在師事しているマキシム・ヴェンゲーロフ先生は素晴らしいヴァイオリニストでありながら、お人柄はとても温かいく穏やか(レッスンは厳しいですが)な方です。今も努力を惜しまれず真摯にヴァイオリンと向かい合っておられるお姿には尊敬するばかりです。これまでに一緒に演奏させていただくこともありましたが、その音楽や一つの音に対する意識や考えなど勉強させていただくことがすごくあります。
また、これまで共演させていただいた指揮者の方は、今回もご一緒してくださる小林研一郎先生をはじめ、佐渡裕氏、大友直人氏、高関健氏、飯守泰次郎氏、山田和樹氏、秋山和慶氏などです。オーケストラは読売交響楽団、新日本フィル、東京交響楽団、東京シティフィル、東京フィル、京都市交響楽団、関西フィル、兵庫芸術文化センター管弦楽団など、そして海外ではパリ管弦楽団、プラハ室内管弦楽団、サンクトペテルブルク国立アカデミー交響楽団、ポズナンフィル、ポーランド放送管弦楽団などとご一緒させていただいてきました。
今後もたくさんの地で素晴らしい方々と共演させていただけるよう頑張っていきたいと思います。
Q.演奏会を楽しみにしている福岡のお客さまへメッセージをお願いいたします。
初めて福岡で演奏させていただきますので本当にワクワク、心待ちにしております。初めてお聴きくださる方が多いと思いますが、皆さまのお心に残るチャイコフスキーとなりますよう心を込めて演奏いたしますので多くの皆さまのご来場をお待ちしております。
プロフィール
東京藝術大学作曲科および指揮科を卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクールでの鮮烈な優勝を飾ったのを皮切りに、世界的に活躍の場を拡げ、現在も国内外の第一線で活躍を続けている。特に、ハンガリーでの活躍は目覚ましく、その功績に対してハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、民間人最高位となる星付中十字勲章、ならびにハンガリー文化大使の称号が授与されている。また、国内では文化庁長官表彰、旭日中綬章を受けている。作曲家としても数多くの作品を書き、1999年には日本・オランダ交流400年の記念委嘱作品、管弦楽曲『パッサカリア』を作曲、ネーデルランド・フィルで初演されると、聴衆から熱狂的な喝采を以て迎えられた。同作品はそれ以降もさまざまな機会に再演されている。現在、日本フィルハーモニー交響楽団桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団特別客演指揮者、九州交響楽団の名誉客演指揮者等を務めるほか、東京文化会館音楽監督、長野県芸術監督団音楽監督、東京藝術大学・東京音楽大学・リスト音楽院名誉教授の要職にある。
1973年、マルセイユ(フランス)で生まれ、5歳でピアノを習いはじめる。1989年、マルセイユ市音楽院を経て16歳でパリ国立高等音楽院を最優秀で卒業。1990年、第12回ショパン国際ピアノコンクールに初出場。17歳にして8位入賞を果たす。1995年の第13回ショパン国際ピアノコンクールに最高位(一位なしの二位)を獲得。世界屈指のコンクールの覇者となってからは、ショパンの作品について非常に精通している世界トップレベルのピアニストとして、ニューヨークのカーネギーホール、アムステルダムのコンセルトへボー、ミラノのスカラ座などのコンサートホールでソロ演奏や世界的な指揮者との共演を果し賞賛を浴びる。また近日中に発売予定のニューアルバムにはイグナッツ・フェリックス・ドブジンスキーの「ピアノ協奏曲第二番」やソロ曲を揃えている。現在、ポーランドや日本でのマスタークラスを教えるほか、熊本平成音楽大学にて、客員教授として教鞭を執っている。
1995年京都に生まれ、7歳よりヴァイオリンを始める。2009年第13回クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリンコンクールで第1位及びヴィルティオーゾ賞、全部門の最高演奏者に贈られるEMCY賞を14歳にして受賞。翌年モスクワで開催された第4回ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリンコンクールで最高位及びスポンサー特別賞を受賞。2011年、第9回東京音楽コンクール第1位および聴衆賞を受賞し、2012年には第81回日本音楽コンクール第2位および聴衆賞を受賞。2015年第25回出光音楽賞受賞。また、2016年第15回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールにおいて入賞および審査員特別賞を受賞。東京音楽大学アーティスト・ディプロマコースを首席で修了し、現在はメニューイン国際音楽アカデミーにてマキシム・ヴェンゲーロフに師事している。使用楽器はNPO法人イエローエンジェルより1678年製ニコロ・アマティを貸与されている。江副記念財団奨学生。
横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後テレビ朝日にアナウンサーとして入社。フリーとなってからはTV・ラジオ・CM出演のほか、クラシックやオペラ・コンサートの司会や企画構成にも活動のフィールドを広げている。ソリストや指揮者と繰り広げるステージ上の会話や興味深い内容を軽妙なトークで展開する独自の世界は、新しい芸術ファンのすそ野を広げる司会者として注目と信頼を集めている。リコーダーを大竹尚之氏に師事。著書にリコーダー愛を綴った「笛の楽園」(東京書籍)。またバロックからベルカント時代を中心としたオペラフリークとしても知られ、2011年小学館より刊行された著書「いくぞ!オペラな街」は、写真とエッセイでつづったヨーロッパのオペラ旅の魅力満載の本として好評発売中。日本ロッシーニ協会運営委員。「横浜西洋館de古楽」実行委員長。
1953年に活動を開始。1973年に改組、のち財団法人化を経て2013年から「公益財団法人九州交響楽団」となり、九州一円の常設オーケストラとしてアジアの交流拠点都市"福岡"に本拠地を置く。指揮者として、初代常任指揮者・石丸寛(現・永久名誉音楽監督)から、森正、安永武一郎(現・永久名誉指揮者)、フォルカー・レニッケ、黒岩英臣、小泉和裕、山下一史、大山平一郎、秋山和慶が歴任し、2013年からは小泉和裕が音楽監督を務める。また桂冠指揮者に秋山和慶、名誉客演指揮者に小林研一郎を擁してさらなる充実を図っている。アクロス福岡での〈定期演奏会〉をはじめ、〈天神でクラシック〉、〈名曲・午後のオーケストラ〉の自主公演の他、中学生の未来に贈るコンサート、音楽鑑賞教室など青少年向けのコンサート、またオペラやバレエ、合唱との共演、ポップス、 映画音楽、ファミリーコンサートなど内容は多岐に渡り、福岡県を中心に九州各地で年間約130回の演奏活動を行っている。2006年から「九響シリーズ」9タイトル、小泉和裕が音楽監督就任後「ベルリオーズ/幻想交響曲」、「ベートーヴェン交響曲第9番」のCDを発売。これまでに、福岡市文化賞、西日本文化賞、文部大臣地域文化功労賞、福岡県文化賞を受賞。
主催:(公財)アクロス福岡
共催:読売新聞社
後援:RKB毎日放送
特別協賛:株式会社オービック