第26回福岡県文化賞 贈呈式&記念イベント
※このイベントは終了しました。
福岡県文化賞受賞者の功績をたたえ、文化賞贈呈式と記念イベントを開催いたします。
イベント詳細
※このイベントは終了しました。
福岡県文化賞受賞者の功績をたたえ、文化賞贈呈式と記念イベントを開催いたします。
概要
会 場 | 国際会議場 |
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入場料 |
無料(要入場整理券・定員250名程度) ― 参加申込方法 ― 申込受付期間:~2019年2月15日(金)まで |
受賞者 | 【創造部門】 |
内 容 | 第1部/贈呈式 |
お問い合わせ | 福岡県 文化振興課 文化賞担当 |
プロフィール
作家
台湾台北市生まれ。9歳で福岡市に移住し、西南学院大学経済学部卒業後、東京での航空会社勤務を経て、西南学院大学経済学研究科修士課程、中国吉林大学経済管理学院博士課程に学ぶ。中国吉林大学経済管理学院在籍中に執筆活動を始め、平成14年に『タード・オン・ザ・ラン』で「第1回このミステリーがすごい!大賞」銀賞・読者賞を受賞。翌15年、同作を改題し、20万部突破のベストセラーとなった『逃亡作法 TURD ON THE RAN』で作家としてデビューする。
以降、現在まで多くの小説を執筆し、数々の文学賞を受賞するが、中でも平成27年に「第153回直木三十五賞」を受賞した『流』は、氏の故郷である台湾を舞台に、主人公の青年が祖父の死の謎に迫る姿を描いた作品で、直木三十五賞選考委員から「知らないはずの台湾の風景が鮮やかに目の前に立ち上がってくる」「選考に関わって以来の最高作」「20年に1回の傑作」と称賛され、選考委員満場一致での受賞となった。
さらに、平成29年に刊行した、1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に4人の少年たちの運命を描いたミステリー『僕が殺した人と僕を殺した人』で、「第34回織田作之助賞」、「第69回読売文学賞小説賞」、「第3回渡辺淳一文学賞」を受賞し、3冠を達成する。
このほかにも、福岡県の観光PRを目的に7名の著名人が福岡県の食や歴史、文化を盛り込んだ短編小説を配信するインターネット特設サイト「ぴりから」(配信:福岡県、平成28年2月配信)の執筆者の一人として小説を描き下ろすなど精力的な創作活動を続けるとともに、福岡市内の大学にて中国語講師を務めるほか、講演会講師やラジオ番組へのレギュラー出演など幅広い活動を行っている。
このような氏の多彩な活動は、文学分野において県民に多くの影響を与えており、本県文化の普及・振興に大きく貢献している。
ゲームクリエイター、株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO
福岡の開発会社でメインプログラマー、ディレクターを経て、子供たちにワクワクしてもらえるゲームを作りたいという思いから、平成10年10月にレベルファイブを設立。
世界累計出荷1,700万本を記録した「レイトン」シリーズや、社会現象となった「妖怪ウォッチ」をはじめ「イナズマイレブン」「スナックワールド」各シリーズなどのクロスメディア作品で、企画原案、シナリオ制作、プロデューサーを務め、続々とヒット作を生み出す。
これらの業績が評価され、平成23年にはコンピューターエンターテイメント協会が大きな功績のあった開発者を顕彰する「CEDEC AWARDS2011」ゲームデザイン部門にて最優秀賞を、平成26年にはゲーム産業の発展に寄与したとして「日本ゲーム大賞2014」経済産業大臣賞を、また、平成23年と27年には読者からの投票・販売本数・話題性などを元に、秀逸なゲームソフトやゲームクリエイター、制作会社などを選んで贈られる「ファミ通アワードMVP」を受賞している。
また、氏はゲームクリエイターとしての制作活動に加え、平成24年に福岡県と産学官で組織された「福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議」では顧問を務めるなど、福岡県のゲーム産業の振興に尽力している。
このように氏は、福岡県を拠点に本県のみならず日本のゲーム産業を牽引し、メディア芸術の向上・発展に大きく貢献している。
漫才師
平成2年、吉本興業福岡事務所より「華丸・大吉」としてデビュー。福岡県内ではトップクラスの人気を獲得し、数々のテレビやラジオ、CM、イベント等で15年にわたり活躍した後、平成17年4月、吉本興業東京本社へ移籍する。
東京に拠点を移した後も、博多弁を多用した正統派漫才を続け、他人を攻撃するネタを演じないことや、博多大吉さんが博多華丸さんを強く叩くなどといった激しいツッコミを行わないことから幅広い層の支持を得る。
さらに、数々のバラエティー番組でも人気を獲得し、平成26年には「THE MANZAI2014」で優勝。現在では「好きなお笑い芸人ランキング」の上位常連となっている。
このように全国的な人気を獲得した現在も、様々な出演番組を通して、軽快な博多弁を交えつつ福岡県や九州の魅力を広く発信し続け、また、平成21年からスタートした「博多華丸・大吉のなんしようと?」(テレビ西日本)では、福岡県内各地を訪れ住民と触れ合うなど、福岡に軸足を置いた活動を行っている。
また、「福岡県」との関わりも深く、平成23年にはインターネット上の仮想旅行社「めんたい豚骨新旅行社」の社長・社員に就任するとともに、九州新幹線全線開通にあわせた関西方面での観光PRキャラバン隊「福岡県ばりよかっ隊!」の隊長・副隊長に就任。関西・中国地方で観光PRや福岡県の話題を盛り込んだ舞台を行ったほか、平成27年には「福岡よかもん市場・福岡よかとこ旅行券事業」の宣伝部長に就任し、福岡県内各地のまだ広く知られていない魅力的な名物商品や観光資源をPRするなど、福岡県の観光PR、観光客誘致に尽力した。
さらに2人の活躍の場は漫才やお笑いにとどまらず、平成25年に博多華丸さんが主演を務めたテレビドラマ「めんたいぴりり」(テレビ西日本)は、博多の人情味あふれるストーリーが共感を呼び、国内21局及び海外(韓国、台湾、カンボジア)でも放送され、平成27年には続編が放送されるとともに博多座で舞台化されたほか、平成31年には映画の全国公開が予定されている。また、2人の穏やかで温かみのある笑いと人柄が支持され、平成30年より「あさイチ」(NHK)の司会として活躍している。
このように、博多華丸・大吉さんは漫才を中心に様々な分野において活躍しながら、県内外において福岡県をPRし続けており、福岡県の文化の振興・発展に大きく貢献している。
●諸事情により記載内容が変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。
主催:福岡県、(公財)アクロス福岡、ふくおか県民文化祭福岡県実行委員会
「beyond2020プログラム」認証事業
(2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラムとして、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が認証)