アクロス・文化学び塾
海を渡った装身具
※このイベントは終了しました。
古代 佐賀の装身具が意味するものとは!
お申込み受付:2020年1月1日(水)~
※窓口・TEL受付2020年1月4日(土)~
※イベントは中止になりました。
佐賀県が位置する北部九州は、中国大陸や朝鮮半島に地理的に近接するという立地から、古くから日本列島の玄関口となり、さまざまな大陸系文化がいち早くもたらされてきました。その代表的なもののひとつが、装身具です。
古代の装身具は、身を飾るファッションとしての機能だけでなく、社会的な身分や文化的な地域性を示すものでもあったため、当時の社会や文化を探る上で、重要な鍵となる資料です。金属製の垂飾付耳飾(すしょくつきみみかざり)や冠などは、朝鮮半島で生産、使用された代表的な装身具で、海を渡って日本列島にもたらされました。また、装身具を構成するさまざまな玉類は、北陸地方や山陰地方などの国内の産地からだけでなく、西アジアや東アジアの各地から朝鮮半島を経由してもたらされていたことが明らかとなっています。
佐賀県立名護屋城博物館の春季企画展「海を渡った装身具」は、佐賀県北部の玄界灘に面した唐津地域で出土した装身具を中心に、佐賀県下の弥生時代、古墳時代の装身具関連資料を一堂に集めた展覧会です。本講座では、展覧会の内容をご紹介するとともに、古代の唐津地域で花開いた彩り豊かな装身具文化について、わかりやすく解説します。
◆展覧会◆
企画展:海を渡った装身具
会期:2020年2月28日(金)~ 2020年5月10日(日)
場所:佐賀県立名護屋城博物館