ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
※このイベントは終了しました。
ゲルギエフが振る! 本家本元のオール・ロシア・プログラム
友の会発売日:2019年8月16日(金) 10:00~
一般発売日:2019年8月25日(日) 10:00~
※チケットは完売いたしました。
情報誌の特集記事を読むイベント詳細
※このイベントは終了しました。
ゲルギエフが振る! 本家本元のオール・ロシア・プログラム
友の会発売日:2019年8月16日(金) 10:00~
一般発売日:2019年8月25日(日) 10:00~
※チケットは完売いたしました。
情報誌の特集記事を読む概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一 般】 【友の会】 ※未就学のお子さまの入場はご遠慮ください。(無料託児サービスあり・要予約) 座席配置図 |
チケット |
・アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 ・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:139-936) ・ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:82628) |
出 演 | ヴァイオリン/五嶋龍 |
曲 目 | シチェドリン:お茶目なチャストゥーシカ |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター |
五嶋龍(ヴァイオリニスト) インタビュー
Q.指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏とその手兵マリインスキー歌劇場管弦楽団との共演に今からわくわくしています。
僕にとって宇宙の中の地球という惑星から発信するにふさわしいオーケストラ、そして僕の音楽を作り上げてくださる人と共演できる機会をいただいたと思っています。お客さまには、「忘却にして永遠に刻まれる時」を思いっきり楽しんでいただきたいです。
Q.今回演奏される「ヴァイオリン協奏曲」は、抒情的であり、華やかでもありと、チャイコフスキーらしさが多いに感じられる名曲ですね。
曲全体に、いくつもの抒情的メロディーが紡がれている曲ですから、繊細さを含めてノリがいい半面、冒頭に流れる序奏的部分で示される大地の匂いが曲のベースにあります。そのフィーリングを最後まで持続したうえで自由に演奏することは簡単なことではありません。最初から最後までの全てをじっくりと聴いていただきたいです。
この曲を最初に演奏したときのことは覚えていませんが、きっと奏法など未熟だったころだと思います。ですが、毎回、嬉しく弾いていた曲の一つであることは確かです。 以前の録音などを聴くと、「へえー、今だったらこんなように弾くだろうな」と思ったり、「そうかそうか」と納得させられたりしますね。
Q.以前に「いろんな人の未来に影響する何かに、『音楽』でかかわっていきたい」と語っておられましたが、今もお変わりないでしょうか。
自分は海辺の砂の一粒にも足らない存在かもしれない。地球を支える一粒が波に洗われて消えゆく、実に頼りないけれども貴重な一瞬です。その間に自分の行動がわずかでも周りの人の人生の刹那に愛着を感じてもらうことができたらと思いますが、難しいかもしれません。でもトライはし続けます。音楽を通して社会的に影響を及ぼすことはできなくても、ある人たちには慰めになるのも事実ですから、自分なりに自分のために続けるでしょう。
Q.福岡のファンの皆さまにメッセージをお願いいたします。
いつも熱く、エネルギッシュに迎えてくださるアクロス福岡の皆さま。今回は、ツアー初日に行きます。僕と一緒に令和元年を締めくくり、地に足がついた新年が迎えられるよう、アクロス福岡から僕を送り出してください!
プロフィール
Valery Gergiev, Artistic and General Director
マリインスキー劇場芸術総監督、首席指揮者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チャイコフスキー国際コンクール組織委員会委員長。PMF芸術監督。
「白夜の星」音楽祭、ロッテルダム・ゲルギエフ音楽祭(オランダ)、モスクワ復活祭音楽祭などの音楽祭を創設し、芸術監督、音楽監督として活躍。
マリインスキー劇場において数多くの世界的な名歌手を育成し、音楽界に送り出してきた。その采配のもとで同劇場はオペラおよびバレエのレパートリーを大きく広げ、現在では18世紀から20世紀までのクラシックの傑作をはじめ、現代作曲家の作品にいたるまで、幅広いレパートリーを誇っている。
2006年には、火災に遭ったマリインスキー劇場アトリエ兼倉庫の跡地に新しいコンサートホールが完成。2013年にはマリインスキー劇場新館(マリインスキー2)がオープンした。これによりマリインスキー劇場は、ロシア国内では初となる、劇場とコンサートホールを併せ持つ複合施設へと生まれ変わったのである。
ゲルギエフは2007年~2015年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めたほか、近年は、メトロポリタン・オペラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団などと共演している。
The Mariinsky Orchestra
マリインスキー歌劇場管弦楽団は、18世紀のピョートル大帝在位中に創設され、以来ずっと、サンクトペテルブルグの地で、世界に名だたるマリインスキー劇場を拠点として活動している。これまでに数多くの世界的音楽家がこのオーケストラを指揮しており、ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ウィレム・メンゲルベルク、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、エーリヒ・クライバーや、ベルリオーズ、ワーグナー、マーラー、シェーンベルクなど、錚々たる顔ぶれが並んでいる。
同楽団は、チャイコフスキーのオペラとバレエ、グリンカ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフのオペラ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアン、アサフィエフのバレエの世界初演を手掛けている。
ソ連時代はキーロフ歌劇場と呼ばれていたが、オーケストラの輝かしい伝統は、ウラディーミル・ドラニーシュニコフ、アリ・パゾフスキー、エフゲニー・ムラヴィンスキー、コンスタンチン・シメオノフ、ユーリ・テミルカーノフなどの指揮者によって受け継がれていった。
そして、1988年からはワレリー・ゲルギエフが同楽団を率いている。ゲルギエフのリーダーシップにより、マリインスキーは、メトロポリタン・オペラ、ケネディ・センター、英国ロイヤル・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、パリのシャトレ座とシャンゼリゼ劇場、ザルツブルク音楽祭、エジンバラ国際フェスティバル、ミラノ・スカラ座など、世界最高峰のオペラハウスや劇場で公演を行うようになった。
またゲルギエフの指揮のもとマリインスキー歌劇場管弦楽団は、現在、世界中の一流の舞台で管弦楽作品を演奏している。
Ryu Goto, violin
7歳でパシフィック・ミュージック・フェスティバルにて、パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏し楽壇デビュー。幼い頃から「五嶋龍のオデッセイ」はじめ多くのメディアで取り上げられ、JR東日本のイメージボーイや「題名のない音楽会」の司会などで注目を集める。今日その活動は世界屈指の芸術家たちとの演奏活動にとどまらず、現在の演奏家の使命である社会福祉として、『五嶋龍 “Excellence In Music”(音楽優秀賞)』 を通じて公立高校生に奨学金を授与する活動に加え、教育・国際文化交流・社会貢献活動をグローバルに展開し、現地の人々・子供たちに夢を与え続けている。また2017年後半には日本各地の学生オーケストラとの共演、リサイタルでproject R“拉致被害者を忘れない。”の啓発、チャリティー・コンサートを企画・出演し、社会への発信力・求心力を発揮している。
今シーズンのハイライトとしては、2019年12月にワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団の日本ツアーのソリストを務める。
録音はドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、ユニバーサルクラシックスよりリリース。使用楽器は日本音楽財団より貸与された1722 年製のストラディヴァリウス「ジュピター」。ハーバード大学(物理学専攻)卒業。上海大学名誉客員教授。公益社団法人日本空手協会参段。日英仏中語が堪能。ニューヨーク生まれ・在住。
公式ウェブサイト https://www.ryugoto.com/
Twitter @RealRyuGoto
レポート
ゲルギエフ氏からの祝25周年メッセージ
アクロス福岡の25周年をお祝いします。
アクロス福岡は私にとって様々な楽団と共に演奏させていただいた特別で大切な場所です。また福岡の皆さまにとっても、これまでの間、沢山の素晴らしい演奏をお聞きになった特別な場所だと思います。25周年のお祝いに私はマリインスキー劇場管弦楽団とともに、11月に駆けつけます。皆さまにお会いできるのを心から楽しみにしております。
アクロス福岡が今後も何十年も発展してゆくことを願っております。
ワレリー・ゲルギエフ
Congratulations on the 25th anniversary of Acros Fukuoka.
For me Acros Fukuoka is a special and important place as I have performed there with different orchestras. I think it is also a special place for the people in Fukuoka, who have listened to numerous great performances. To congratulate the 25th anniversary, I will come to the hall with the Mariinsky Orchestra in November. I am sincerely looking forward to seeing you. It is my hope that Acros Fukuoka will continue to develop for many decades.
Valery Gergiev
主催:TVQ九州放送、福岡県、福岡市、(公財)アクロス福岡、(公財)福岡市文化芸術振興財団、「福岡・音楽の秋」実行委員会
後援:福岡県教育委員会、福岡市教育委員会