日々を楽しむ土と布のあるくらし展
※このイベントは終了しました。
主催:和泉重山窯 髙木知洋(代表)
手描きに拘り、伝統柄を今風に絵付け
陶芸家・髙木知洋(たかきちひろ)さんは、お父さまとともに久留米市で和泉重山窯(いずみじゅうざんがま)を主宰しています。髙木さんは子どものころから手伝いをしながら、陶芸の面白さ、難しさを学びました。その後、京都伝統工芸大学校に入学し、ろくろや絵付けの技術習得に励み、卒業後は京都の窯元で4年間の修行時代を過ごしました。2016年に久留米に戻り、再びお父さまとともに陶芸家として活躍しています。
髙木さんの陶芸は絵付けに大きな特徴があります。「すべて手描きで絵付けしています。伝統的な文様を連続で描きながら今風にしたり、ポップに見えるような色を使ったり、配置を変えたりと工夫しています」。あまりにも細かい絵付けなので、お客さまに驚かれることもあるそうです。
今回の展示会は、福田屋染物店・福田隆雄さんとのコラボレーション。吉祥柄(きっしょうがら)を主に、ひとつひとつ丹念に絵付けした皿やコップ、手間を惜しまない手染め、手描きの暖簾、手ぬぐいなどを展示・販売します。この吉祥柄は、シルクロード文化の影響を受けたものや、麻の葉や青海波(せいがいは)文様、縁起の良い動植物などを描いています。「300点以上の陶器を出展します。これまで高めてきた技術を見ていただきたいことに加え、土と布、硬いものと柔らかいものの対比を楽しんで欲しいですね」と髙木さん。ぜひ、お誘いあわせの上、ご来場ください。
[実演]
器の絵付け