小石原の土と硝子 -太田 圭・潤 仕事展-
※このイベントは終了しました。
主催:太田哲三窯 太田圭(代表)
異なる素材の作品がコラボした兄弟展
小石原焼伝統の技法を受け継ぎ陶芸家の道を歩む兄と、廃瓶を使用した手吹きガラス作家の弟。ともに小石原在住の、兄弟による展示会です。
兄の圭さんは幼いころから、お父さまの哲三さんの作業を見て育ち、陶芸家の道を志しました。佐賀県の窯業大学を卒業後、哲三さんに師事。現在も一緒に太田哲三窯で制作に励んでいます。圭さんは「ご飯茶碗、皿や湯飲みなど、日常使いの食器類を中心に作陶しています。昔から続く小石原焼の伝統を守りながら、現代のスタイルに合ったものを創作しなさいという、父のアドバイスを受け、素朴で頑丈、使いやすいものをモットーに活動を続けています」。
一方、弟の潤さんは大学卒業後、「父が集めていたイランやメキシコなどのガラスに興味を持ち、全国のガラス工房を訪ねました」。座ることが多い陶芸より、動く方が合っていたそう。その後、沖縄で琉球ガラスを5年間学び、築窯。潤さんも「使い勝手の良い、普段使いの器作りを心がけている」そうで、やはり小石原の伝統を重んじています。JR九州の新観光列車『36ぷらす3』車内で、作品が販売されているのも注目です。
今回、圭さんは「日常使いのうつわや、花差しなどの一点物」を、潤さんは「コップほか食器、小鉢や小物など」を展示・販売します。小石原の同じ環境で育った兄弟が、異なる素材で制作したものの対比が楽しめる展示会になります。
[体験]
器の絵付け 800円
※作品は焼成後、着払いにてご自宅にお送りします。