八女の郷から ころんころん だーるまさんが ころんころん
※このイベントは終了しました。
主催:有限会社シラキ工芸
伝統的工芸品・八女提灯が現代風に進化
約200年の歴史を誇る八女提灯。昔は、提灯の材料には竹ひごや和紙を使い、八女が和紙の産地で竹林が多かったことから盛んになりました。八女提灯の生産量の9割が盆提灯ですが、時代とともに住まいがコンパクトになり、仏壇や提灯のある家庭が少なくなっているのが現状です。
有限会社シラキ工芸の代表取締役・入江朋臣(いりえともおみ)さんは、八女提灯の世界に新風を吹き込んでいます。提灯職人は農業などと兼業する内職者が多く高齢化も進み、伝統を継承する職人が減っていました。そこで、新しい発想を取り入れ、働きやすい環境作りという観点から、若い人たちの採用を決めました。盆提灯とともに、現代のライフスタイルに合わせたインテリアとして飾る提灯を製作しています。
現在、8人いる職人の中で女性が6人。会社設立時から携わる増永葵(ますながあおい)さん=10年目に加え、江崎瞳(えざきひとみ)さん=6年目、江口令華(えぐちれいか)さん=4年目、永山庸子(ながやまようこ)さん=3年目にお話を聞くと、「それまで絵を描いたことがない未経験者でしたが、社長はじめベテランの職人さんが一から教えてくださるとのことで入社し、提灯職人として携わっています」。そして、社員一同で、昔からの盆提灯の絵を現代風な色遣いに変えたり、新ブランド“心がコロンと軽くなる、心躍る、あかり”がコンセプトの「cocolan」を立ち上げました。「普段使いに灯りを灯す、八女提灯の新時代に向かうものを作り続けます」と入江社長。今回の展示会に出展される同ブランド新製品「豆cocolanだるま」は必見です。
またアクロス福岡では今年サン=サーンス没後100年のメモリアルイヤーとして、サン=サーンスの代表作「動物の謝肉祭」をキーワードに、さまざまなアートで表現された動物たちのイベントを開催します。シラキ工芸も参加し、動物をテーマにした提灯の展示販売を行います。お楽しみに!
[体験]
豆cocolanだるまの絵付け 3,300円