伝統を継承する６人の作家たちが、多彩な作品を披露

「はかた国際工芸協会」は、博多の伝統工芸を伝承する作家たちで構成され、幅広い活動を行っています。同会作家の代表を務める博多織作家の宮嶋美紀さんにお話を聞きました。「博多の伝統工芸を広めることに加え、工芸を介して、世界レベルの文化・友好を通じて、交流や経済活動を行っています。今後は、ものづくりをする側の意向を踏まえたインターネット販売、子どもたちに向けた出張体験教室なども企画している」そうです。
宮嶋さんは銀行員を経て、布が大好きだったこともあり、2010年に博多織デベロップメントカレッジに入学。博多織を学んでからは、一層その奥深さに魅了され、2014年には経済産業大臣賞を受賞しました。「博多鋏(はかたばさみ)などほかの伝統工芸の作家さん、海外作家との交流など、私は横のつながりに恵まれ、成長させていただいています」。海外向けの猫ソファ・ベッドなど大川の家具メーカーとのコラボ計画をはじめ夢が広がっています。
今回、「はかた国際工芸協会」に所属する、宮嶋さんを含めた作家たちによる展示会が行われます。博多人形の梶原正二(かじわらしょうじ)さん・緒方恵子(おがたけいこ)さん、博多曲物の柴田玉樹(しばたたまき)さん、博多きりえの故・小西一珠喜(こにしかずよし)さん(奥さまが原画を展示)、垣内敬一(かきうちけいいち)人形の垣内ひさ子さん、そして、博多織の宮嶋さんの6人です。「今まで、はかた伝統工芸館で展示会を行ってきましたが、アクロス福岡では初めてです。多種、多彩な魅力いっぱいの作品80～100点が展示・販売されます」と宮嶋さん。ぜひ、ご来場ください。

[実演]
博多人形原型制作

[体験](受付時間)11:00～14:00 ※初日12:00～
6/28(月)～ 7/4(日)
博多織(小銭入れ・お守り袋 各1,000円)
垣内敬一人形(絵付け 1,000～2,000円)

6/28(月)・30(水)・7/1(木)・4(日)
博多人形(絵付け 1,000～2,000円)

6/28(月)・29(火)・7/2(金)～4(日)
博多曲物(絵付け 1,500円、時計作り 3,500円)