アクロス・ランチタイムコンサート 番外編《vol.83振替公演》
ユーフォニアム&テューバの知られざる魅力!
※このイベントは終了しました。
ワールド・ヘリテージ(World Heritage)“世界遺産” 級ユニット「ワーヘリ」がやって来る!
友の会発売日:2021年6月11日(金) 10:00~
一般発売日:2021年6月20日(日) 10:00~
※チケットは完売いたしました。
イベント詳細
※このイベントは終了しました。
ワールド・ヘリテージ(World Heritage)“世界遺産” 級ユニット「ワーヘリ」がやって来る!
友の会発売日:2021年6月11日(金) 10:00~
一般発売日:2021年6月20日(日) 10:00~
※チケットは完売いたしました。
概要
会 場 | イベントホール |
---|---|
入場料 |
一 般 友の会 |
チケット |
・アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 https://www.acros.or.jp(インターネット購入) ・チケットぴあ(Pコード:194-816) TEL:0570-02-9999 https://t.pia.jp ・ローソンチケット(Lコード:83279) https://l-tike.com/ |
出 演 | [ワーヘリ] ピアノ/松本 望 |
曲 目 | モンティ(金井信 編):チャールダーシュ |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター |
インタビュー
Q. ユーフォニアムとテューバ、それぞれの楽器の魅力を教えてください。
A. 外囿
ユーフォニアムは主に吹奏楽の中で活躍する楽器です。今回はテューバとピアノとのトリオとしてお聴きいただきますが、超絶技巧や倍音の多い2つの楽器ならではの美しいメロディーもご堪能いただけると思います。
A. 次田
テューバはオーケストラの中で最も低い音を受け持つ楽器です。音色も大きなベルから柔らかい音を出すことができます。音域も幅広くワーヘリでもこの楽器の魅力をお聴かせできると思いますので楽しみにしていてください。
Q. 今回のプログラムにはピアノの松本望さんの作品も含め、ワーヘリのためのオリジナル作品、編曲作品などが予定されていますが、それぞれの聴きどころを教えてください。
A. 次田
ワーヘリのプログラムは初めてお聴きになる曲でも皆さん楽しんでいただけると思います。ユーフォニアムとテューバとピアノで皆さまのお腹をいっぱいにします。各作品の聴きどころは、松本望さんとリーダーの外囿さんが説明してくれます↓
A. 松本
ユーフォニアムとテューバという低音金管楽器ならではの温かい音色と大らかな歌、そして、そのイメージからはあまり想像できないような超絶技巧や疾走感、そのどちらも軽々と魅力たっぷりに実現できるのはワーヘリのお二人ならではだと思っています。ワーヘリのために書いた私のオリジナル曲、編曲のどちらも、このデュオのそうした魅力をお伝えできるよう、さまざまな奏法や楽想、音域など、色々盛り込んだ欲張りなものになっています。
「ハンガリー舞曲」
おなじみの曲ですが、ユーフォニアム、テューバがそれぞれ交替でメロディーを演奏したり、バスや伴奏に回ったり、色々な役割を担当しますので、場面ごとの変化をお楽しみください。
「空への階段」
上行する音階が主要なモティーフになっています(「音階=音の階段」、「上行=空へ上るイメージ」ということでこのタイトルをつけました)。3つの楽器による混沌とした響きの微かな上行形から始まって、その後に現れる幅広い音価の階段がだんだん狭まり、最後の部分では急速に上りながら疾走していきます。
「ハンガリー狂詩曲」
もともとピアノソロのための超絶技巧曲ですが、3つの楽器による超絶技巧曲として編曲しなおしました。特にユーフォニアムとテューバのパートには、この楽器でできるあらゆることをこれでもかと目一杯盛り込んでいます。3人によるスリリングな競演をお楽しみいただければと思います。
A. 外囿
「アロハ・オエ・ディエス・イレ」
作曲家の中橋愛生さんはとてもユニークな方です。僕はこの作品を委嘱した時(2012)に「ディエス・イレ」をモティーフにした作品をお願いしました。言葉遊びが好きな中橋さんは語呂が似ている「アロハ・オエ」を反射的に浮かんだそうです。しかし書き進めていくとヴィルトゥオーゾ・ピースにするというのがとても大変だったそうです。ユーフォニアムとテューバのために書かれたこの作品、短いながら内容の濃い作品です。
「カルメン組曲」より
世界中で一番有名なオペラと言っても過言ではないビゼー作曲のオペラ「カルメン」。どの曲も一度は耳にしたことのあるメロディーではないでしょうか?ユーフォニアムとテューバの使い方に定評のある若手作曲家の西下航平氏に、カルメンを再翻訳したような自由な解釈によって大胆に編曲していただきました。今回は、その中から映画音楽風の「プレリュード」、タンゴ風な「ハバネラ」、「闘牛士の歌」そしてボサノヴァ風の「夜想曲」を演奏します。
Q. 吹奏楽部等で金管楽器を演奏している子どもたち、学生の皆さんへのアドバイスやメッセージをお願いします。
A. 外囿
皆さんこんにちは。僕も中学高校と吹奏楽部に所属していました。金管楽器は息と唇の振動で音が出ています。それぞれ練習の方法も似ていますよね。ロングトーンやリップスラーなど。さて、昔の話になりますが、僕は高校生のころにアメリカのシカゴ交響楽団の録音によるマーラーやチャイコフスキーの交響曲をよく聞いていました。その中でもショルティというハンガリー出身の指揮者の躍動感溢れる演奏が好きで、よく聴きました。シカゴ交響楽団の金管セクションは当時屈指の名手揃いで、どうやったらこんな演奏ができるんだろうと不思議に思ったものです。その疑問こそが僕の原点なのかもしれません。そして今回のワーヘリの演奏会。皆さんの「どうやったら上手くなれるんだろう」のヒントがたくさんある演奏会だと思います。ぜひ会場でお会いしましょう。
A. 次田
コロナで練習もままならない大変な時を過ごしていると思います。皆さんへ音楽に対するモチベーションを更にチャージできるように頑張るので、会場で会いましょう!
プロフィール
Shoichiro Hokazono, Euphonium
1992年第9回日本管打楽器コンクール第1位および大賞受賞、97年P.ジョーンズ・ブラス・コンクール(フランス)ユーフォニアム部門優勝。これまでにN響、東京佼成ウインド、大阪フィル、九響、札響、名フィル等と共演。また航空自衛隊航空中央音楽隊在籍中は数多くの公演でソリストを務める。
2013年3月に航空自衛隊を退職。以降、国内外でソロ公演を行う他、「The TUBA band」、「ブラス・ヘキサゴン」等のアンサンブルを主宰し意欲的な取り組みを行っている。2013年にはテューバ奏者の次田心平と「ワーヘリ」を、15年にはパーカッション奏者の西久保友広とデュオを結成。これまでに26枚のアルバムをリリース。
東京音楽大学教授、エリザベト音楽大学、大阪音楽大学、京都市立芸術大学、昭和音楽大学各客員教授および相愛大学音楽学部特別講師。ビュッフェ・クランポン・ジャパン専属講師。
Shimpei Tsugita, Tuba
読売日本交響楽団テューバ奏者。京都府生まれ。京都市立芸術大学を首席で卒業。第24回日本管打楽器コンクール第1位。これまでに日本フィル、読響とテューバ協奏曲を共演。また、国際テューバ・ユーフォニアム大会(オーストリア)、ローブラス音楽祭“グラヴィッシモ!”(ポルトガル)、国際テューバ・ユーフォニアム協会(インディアナ)に招かれ出演。2015年にはセルジオ・カロリーノ氏とデュオ・コンサート・ツアーを行った。また、「侍ブラス」、「ワーヘリ」、「The TUBA band」、「なにわ《オーケストラル》ウインズ」のメンバーとしても演奏活動およびCD録音を行っている。これまでにDVD「テューバマスター」、CD「TuBest!」、「Mr.Tuba!」をリリース。洗足学園音楽大学准教授、東京音楽大学講師、尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマコース講師、ダ・カーポミュージックスクールの講師として後進の育成にも力を注いでいる。
Nozomi Matsumoto, Piano
北海道出身。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業。2007年第4回リヨン国際室内楽コンクール(ヴァイオリンとピアノのデュオ)および09年第55回マリア・カナルス国際音楽コンクール・ピアノトリオ部門で第1位を獲得。08年度文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員。在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開。これまでCDレコーディングに多数参加のほか、アンサンブルピアノのための入門書『合唱エクササイズ・ピアニスト編(カワイ出版)』を2017年よりシリーズで刊行中。ワーヘリ関連では、自作曲『空への階段』および『ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)』『ハンガリー狂詩曲第2番(リスト)』『ブランデンブルグ協奏曲第3番(バッハ)』の編曲譜が出版されている。国立音楽大学、洗足学園音楽大学、東京藝術大学、各非常勤講師。
アンコール曲目紹介
A.ギャニオン(金井 信 編曲):めぐり逢い
●本公演のチケット料金は消費税込みの金額です。
●車いすでお越しのお客さまは、優先割引座席(4席)がございます。詳しくはアクロス福岡チケットセンターまでお問い合わせください。
●小学校入学前のお子さまの入場はできません。託児サービス(ご利用無料)を希望される方は、こちらをご覧ください。
●バルコニー席は、舞台が見えづらい場合がございます。ご了承ください。
●諸事情により記載内容が変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。
主催:福岡県、福岡市、(公財)アクロス福岡、(公財)福岡市文化芸術振興財団
後援:LOVE FM 76.1