アクロス室内楽セレクション No.2アクロス弦楽合奏団セレクション「珠玉の弦楽合奏曲」 - アクロス福岡
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公演・イベント

取扱終了   主 催

アクロス室内楽セレクション No.2
アクロス弦楽合奏団セレクション
「珠玉の弦楽合奏曲」

※このイベントは終了しました。

チケット発売日:2021年10月3日(日) 10:00~

※チケットは完売いたしました。

ご来場の皆さまへお願い


アクロス弦楽合奏団メンバーによる小編成シリーズ、「アクロス室内楽セレクション」第2弾。
本公演では、弦楽アンサンブルの複数編成をお楽しみいただきます。プログラムは、四重奏にはじまり、六重奏、八重奏と徐々に大きな編成に拡大します。それぞれの編成が織り成す音楽につつまれる、極上の時間をお楽しみください。

CM動画はこちら

概要

会 場 国際会議場
入場料

全席自由 一般3,000円 学生1,000円

※学生席は、小~大学生等および留学生本人に限り表記料金にて販売するものです。お申し込みはアクロス福岡チケットセンターに限ります。また購入に際しましては学生証等が必要です。

チケット アクロス福岡チケットセンター
TEL:092-725-9112
出 演

ヴァイオリン/山本友重(東京都交響楽団 コンサートマスター
       佐藤仁美(
九州交響楽団 ヴァイオリン奏者
       小野山莉々香(ヴァイオリン奏者
       小牧麻唯果(
ヴァイオリン奏者
ヴィオラ/篠崎友美(東京都交響楽団 ヴィオラ 首席奏者
     福田俊一郎(
ヴィオラ奏者
チェロ/向山佳絵子(京都市立芸術大学 准教授
    山本直輝(
九州交響楽団 チェロ 首席奏者

曲 目

ドント:ヴァイオリン四重奏曲 ホ短調 op.42
R.シュトラウス:歌劇《カプリッチョ》前奏曲
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲 Op.20

曲目解説

J.ドント(1815-1888)
ヴァイオリン四重奏曲 ホ短調 Op.42

ウィーン生まれのヴァイオリニスト、ヤーコプ・ドントは、ヴァイオリン練習曲の定番<24の練習曲とカプリース>や<クロイツェルとローデの練習曲のための24の予備練習>の作曲者として知られており、門下からはレオポルト・アウアーをはじめ、すぐれたヴァイオリニストを輩出した。この<ヴァイオリン四重奏曲ホ短調>は、ヴァイオリン4本という珍しい編成で書かれており、アンサンブルの練習曲のような趣をもつ、ウィーン古典派の作風による4楽章構成の作品。ヴァイオリニストが4人集まる室内楽でしか聴くことのできない、貴重な一曲ともいえる。

第1楽章アレグロ・エスプレッシーヴォ
第2楽章スケルツォ、アレグロ・アッサイ
第3楽章ラルゲット
第4楽章フナーレ、ヴィヴァーチェ


R.シュトラウス(1864-1949)
歌劇「カプリッチョ」前奏曲

数々のすぐれたオペラを作曲したリヒャルト・シュトラウスが1840~41年に作曲した最後のオペラ<カプリッチョ>は、「1幕の音楽のための会話作品」の副題をもつきわめて特異な作品となっている。音楽と言葉をめぐる論争劇として、詩人と音楽家がそれぞれの立場から詩と音楽の優位論を戦わせ、結局この両者が最も美しい形で結合したところに最も優れた芸術が存するという思想が、見事な構成と音楽的手法で表現されたこの作品はまさに、シュトラウスのオペラに対する総決算ともいえるものだ。今回演奏される<前奏曲>は、このオペラの幕開きの部分で登場人物の作曲家、フラマンの作という設定で演奏される弦楽六重奏のための音楽。古典的な様式への復帰を試みていた晩年のシュトラウスならではの、クープランやラモーといった古い時代の音楽の影が色濃く感じられ、優美でさわやかな曲想が印象的である。


F.メンデルスゾーン(1809-1847)
弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20 

裕福な銀行家の子として生まれ、恵まれた環境のもとで高い教養と音楽の素養を身につけたメンデルスゾーンは、幼少の頃からその早熟な才能を開花させた秀才だった。有名な<無言歌集>と並ぶピアノ曲の名作<ロンド・カプリチョーソ>は15歳の時の作であるし、今回演奏される<弦楽八重奏曲>が書かれたのは16歳の時のことである。いずれも10代の若者が書いたとは思えない熟達した書法と、多彩で個性的な内容をそなえており、まさに非の打ち所がない。メンデルスゾーンの作品の特徴は、こうした「模範的」とも言えるような書法の熟練と、流麗な魅力をもったロマンティシズムのバランスにあるといえる。
弦楽四重奏を倍にした弦楽八重奏曲という編成のために書かれた作品は、非常に数が少ない。このメンデルスゾーンの作品はその代表的名作として広く知られるものである。多彩な色彩感や幻想的な音響の広がりは、室内楽の表現効果を拡大したという以上に独創性に満ちており、若き天才作曲家の筆力の確かさを今さらながらに強く印象づける。

第1楽章アレグロ・モデラート・マ・コン・フォーコは充実した展開部をもつ堅固なソナタ形式。
第2楽章アンダンテは、ゲーテの『ファウスト』の中の“ワルプルギスの夜”にインスピレーションを得て書かれたといわれている。
第3楽章スケルツォ、アレグロ・レジェリッシモは、メンデルスゾーンならではのユーモアあふれる楽章。
第4楽章プレストは、対照的な2つの素材を見事に配したフーガ。曲の後半にはスケルツォ楽章の主題が回帰する。

曲目解説 柿沼唯(作曲家)

お問い合わせ

アクロス福岡チケットセンター
TEL:092-725-9112

プロフィール

レポート

リハーサル風景より

本番直前のリハーサル風景画像です。

アンコール曲目紹介

きよしこの夜
(アクロス弦楽合奏団 メンデルスゾーン:オクテット バージョン)

●本公演のチケット料金は消費税込みの金額です。
●小学校入学前のお子さまの入場はできません。託児サービス(ご利用無料)を希望される方は、こちらをご覧ください。
●諸事情により記載内容が変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。

主催:(公財)アクロス福岡
共催:読売新聞社
後援:KBC九州朝日放送
助成:文化庁芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

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