埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。古墳時代の350年間、時期や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。なかでも国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。この埴輪が国宝に指定されてから2024年に50周年を迎えたこと、そして九州国立博物館が2025年に開館20周年を迎えることを記念して、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が集結します。さらにアメリカのシアトルからは「埴輪 挂甲の武人」の兄弟埴輪も来日。空前の規模の埴輪展にご期待ください。

※本展では、一部作品を前期(1/21～3/16)・後期(3/18～5/11)で展示替えいたします。※最新情報は展覧会公式サイトでご確認ください。