春を彩る小倉織展
主催:一般社団法人豊前小倉織研究会
小倉織は江戸時代の初めに現在の北九州市周辺で生まれ、全国的に生産されていた綿織物です。大正時代初めに一度は生産が途絶えましたが、1995年に地元の伝統織物の復興を目指して豊前小倉織研究会が誕生しました。研究会では栽培した日本古来の綿(和綿)を糸車で紡ぎ、手織りで小倉織を生産することで、綿本来の美しさを生かす作品作りをしています。綿が糸になり、布となる過程を実際に見たり触れたりして頂きながら木綿のやさしさと温かさを感じていただけたら幸いです。 小倉織は袴や帯に使うためとても密度が高く緻密に織られた織物です。手で紡いだ糸で帯を織る時に丈夫にするために2本の糸を撚り合わせた糸(双糸)にしますが、これは小倉織の特徴です。 本企画展では小倉織の手紡ぎ双糸で織った帯と、手織りの小倉織で作ったバッグやポーチ、名刺入れなどの小物、革とのコラボ作品など、さまざまな身近に使える作品を取り揃えて展示販売いたします。(約300点展示) [実 演] 糸車によるワタの糸紡ぎ 会期中随時 |