ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテ
華麗なる、イタリアン・バロックの世界
WEB先行発売:2026年6月7日(日) 10:00~
一般発売:2026年6月12日(金) 10:00~
イベント詳細
華麗なる、イタリアン・バロックの世界
WEB先行発売:2026年6月7日(日) 10:00~
一般発売:2026年6月12日(金) 10:00~
概要
| 会 場 | 福岡シンフォニーホール |
|---|---|
| 入場料 |
全席指定 5,000円
(U25 2,500円) ※未就学のお子さまの入場はご遠慮ください。(無料託児サービスあり・要予約) |
| チケット |
・アクロス福岡チケットセンター(10:00~18:00) TEL:092-725-9112 ・アクロスWEBチケット https://www.acrosticket.jp ・チケットぴあ(Pコード:318-759) https://t.pia.jp ・ローソンチケット(Lコード:81654) https://l-tike.com/ |
| 出 演 | 指揮&バロック・ヴァイオリン/ファビオ・ビオンディ |
| 曲 目 | コレッリ:合奏協奏曲 第4番 二長調 |
| お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター |
ファビオ・ビオンディ、「華麗なる、イタリアン・バロックの世界」を語る (インタビュー)

1990年代にクラシック音楽界を席巻したファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテのヴィヴァルディ《四季》は、革命的な演奏だった。グルーヴ感と疾走感、イタリア人ならではの歌心と劇場性、古楽系の団体とは思えないカラフルな色彩…。あの衝撃から35年、彼らのレパートリーはロマン派にまで広がっているが、《四季》が今なお彼らの原点であり、活動の軌跡のバロメーターであることは間違いない。
1994年の初来日以来、《四季》は日本においても彼らの看板であり続けている。この秋の来日公演のタイトルは、「華麗なる、イタリアン・バロックの世界」。《四季》に加えて、イタリア・バロックのヴァイオリン音楽の名曲を選りすぐったプログラムだ。来日を前に、プログラムの意図や現在の活動についてビオンディに話を聞いた。
―《四季》はビオンディさんとエウローパ・ガランテにとってデビュー当時からの十八番ですが、現在までに演奏はどう変化したか教えていただけますか?
ビオンディ(以下B):もちろん当初と今では、演奏は変わって来ています。音楽的な状況も変わったし、自分たちも変わって来ているので。
初めて日本に来た時、音楽大学の学生さんに「なんて速い!」と驚かれましたが、驚かせるのが目的ではなく、考えがあってやっていたことではありました。当時はヴィルトゥオジティを優先する面もありましたが、今はもっと古典的な表現を心がけています。《四季》はパワーと魅力のある作品ですから、演奏の歴史や伝統を考慮しつつ、音楽への忠誠と発見を大事にして取り組んでいることが伝わればと思っています。
―今回はコレッリ、ジェミニアーニ、ロカテッリという、イタリア・バロックのヴァイオリン音楽を代表する作曲家の作品も演奏されます。この三者の関係を教えていただけますか?
B:コレッリはイタリアのヴァイオリン音楽の一つの流派の開祖で、音楽史において大変重要であり、ヨーロッパ中で大成功を収めた音楽家です。中国で1700年にコレッリの作品が演奏されたという記録があるくらいです。ジェミニアーニはコレッリにより近い時代で、ロカテッリはそれに続く存在と言ったらいいでしょうか。コレッリの一派は、貴族的で文化的、上品だと言われます。それに対してヴィヴァルディらヴェネツィア楽派は、より激しく、狂っているようなところがある。この対照も聴いていただければと思って、このようなプログラムにしました。
ジェミニアーニの《ラ・フォリア》は、コレッリへのオマージュと言える作品です。コレッリの最も有名なヴァイオリン・ソナタ《ラ・フォリア》の旋律と、コレッリが完成させた「合奏協奏曲」の形式を合体させているのです。この二つの要素があれば、興行的にも受けますよね。「フォリア」のメロディはスペイン起源ですが、今でいうビートルズの有名曲のようなヒットメロディでした。
ロカテッリは、イタリアのヴァイオリン音楽の歴史においてとても重要な人物です。ユニークで斬新なのです。ヴィルトゥオーゾとして大変有名であり、「ロカテッリ現象」と言われるほど一世を風靡しました。ヴァイオリン奏者にとっては避けて通れない作曲家です。
今回演奏する《劇場風序曲》はとても美しい作品なのですが、あまり演奏の機会がないこともあり、ぜひ知っていただきたいと思ってプログラムに入れました。オペラティックで、ソリストのパートは技術的にも大変高度ですし、オーケストラにも高いクオリティが要求されます。2025年には録音もしています。タイトルからは劇場で演奏された曲のように思われてしまいますが、どういう場面で演奏されたかはわかっていません。オペラのシンフォニアや協奏曲と同じ3楽章構成なのに形式は合奏協奏曲、というのも大変珍しいです。
―最近はロマン派のレパートリーにも熱心に取り組まれていますね。2022年にはメンデルスゾーンの若き日の作品集もリリースされました。メンデルスゾーンはバッハ作品の復興にも取り組んだ人物ですが、彼とバロック音楽の関係も考慮して選ばれたのですか?
B:メンデルスゾーンは、まだバッハの作品がほとんど演奏されていない1800年代に、《マタイ受難曲》の蘇演をはじめバッハ作品の復活に取り組んだ作曲家です。魂はロマン派なのに、バロック音楽を愛していた。この混合が彼の特徴なのです。過去と未来を見据えて作品を作る。そこが魅力です。過去を知り、未来を考えることは表現者にとって重要ですから。
プロフィール

イタリア、パレルモ出身。12歳でソリストとしてイタリア国立放送交響楽団(RAI)と共演し、国際的キャリアをスタート。1990年、イタリア・バロック音楽アンサンブル「エウローパ・ガランテ」を結成し活動を始める。さまざまな音楽祭に加え、ミラノ・スカラ座、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ロイヤル・アルバート・ホール、ウィーン・ムジークフェライン、ニューヨーク・リンカーンセンター、シドニー・ オペラハウス、東京・サントリーホールなどに招待される。ソリスト、指揮者としては、ニューヨーク・フィルをはじめ、サンタ・チェチーリア管弦楽団、ザルツブルク・ モーツァルテウム管弦楽団、ハレ歌劇場管弦楽団、ノルウェー室内管弦楽団、モンペリエ国立交響楽団、マーラー室内管弦楽団など数多くのオーケストラと共演。ピアノやハープシコード、フォルテピアノとのデュオでも、世界中で活動を行っている。2005年よりノルウェー・スタヴァンゲル交響楽団のバロック音楽のための芸術監督となり、15年には同交響楽団とアントニオ・カルダーラのオラトリオ『キリストの死と埋葬Morte e Sepoltura di Christo』をレコーディングする大プロジェクトを行った。11年よりサンタ・チェチーリア音楽院学芸員。15年よりバレンシアのパラ・ド・ラ・アルテオーケストラの音楽監督を務める。オープニングシーズンにはヘンデルの『シッラ』と、モーツァルトの『イドメネオ』と『ダヴィデ・ペニテン テ』を上演。15年、彼はフランス文化省から芸術と文学の国家学術員を指名された。使用楽器は1686年クレモナ製のアンドレア・グァルネリ。また1766年製のカルロ・フェルディナンド・ガリアーノも使用しており、この楽器はパレルモの彼の師匠が携わる、サルヴァトーレ・シチェーロ基金から貸与されている。

イタリア語で、“豪華絢爛(または“優雅なる”)ヨーロッパ”を意味する“エウローパ・ガランテ”は、芸術監督ファビオ・ ビオンディによって創立された後、その名の通り、イタリアの太陽を思わせるような輝かしい明るさと色彩感あふれる新鮮な感動に満ちた演奏で、瞬く間に国際的名声を獲得し、イタリア・バロック音楽の再生の象徴的存在となった。エウローパ・ガランテは4人から30人の器楽奏者および歌手の編成によって、室内楽からカンタータまでのプログラムを行っており、レパートリーは18世紀の有名な作品(ヴィヴァルディ、コレッリ、ジェミニアーニの協奏曲など)、ヘンデル、ヴィヴァルディのオペラ、 A.スカルラッティのオラトリオ、またタルティーニとカステーリョのソナタ、ボッケリーニの三重奏と四重奏などがある。 2001年のパルマ・ヴェルディ・フェスティバルでは、ベッリーニの『ノルマ』オリジナル演奏版を世界初演し高く評価された。最近は器楽演奏の他、オペラ分野での活動も多く、毎年のように各地でオペラを上演、 新作も含めたレコーディングは、ヴェルディの『マクベス』をはじめ、いずれも高く評価されている。
●本公演のチケット料金は消費税込みの金額です。
●U25(アンダー25)割引は、25歳以下の方を対象として表記料金にて販売するものです。必ず公演当日に生年月日を証明できるものをお持ちください。
●身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者1名さまについては、障がい者割引の適用が可能です。お申し込みはアクロス福岡チケットセンターに限ります。また購入に際しましては、障害者手帳が必要です。
●車椅子でお越しの方は、優先割引席(4席)がございます。詳しくはアクロス福岡チケットセンターまでお問い合わせください。
●小学校入学前のお子さまの入場はできません。託児サービス(ご利用無料)を希望される方は、こちらをご覧ください。
●バルコニー席は、舞台が見えづらい場合がございます。ご了承ください。
●諸事情により記載内容が変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。
主催:(公財)アクロス福岡
協力:公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人福井県文化振興財団
共催:読売新聞社、RKB毎日放送、福岡EU協会
後援:イタリア大使館/イタリア文化会館、新・福岡古楽音楽祭実行委員会