ベルリン交響楽団 公演レポート
「ショパン・イヤーシリーズ」の第2弾、ベルリン交響楽団の演奏会が行われました。
アクロス福岡主催公演では5年振りにスタニスラフ・ブーニンがソリストで登場することもありチケットは早々に完売となり、会場は満員のお客様で一杯となりました。
前半のショパンピアノ協奏曲第1番ではブーニンが共演。力強くも繊細なタッチで演奏される優雅なメロディに圧巻のテクニック。普段聴きなれたはずのピアノの音が、まるで違う楽器の音色のように輝きを増します。ショパンならではの情緒豊かなピアノの音色をじっくりと聴かせてくれました。
そして、前半のアンコールにはショパン「ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2」を披露してくれました。カーテンコールでは最後まで拍手に応える姿が印象的でした。
後半のベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」ではシャンバダールとベルリン交響楽団の音楽的な繋がりを十分に感じさせてくれる、重厚感溢れる壮大な響きで期待どおりの迫力の名演となりました。
観衆の鳴りやまない拍手にアンコールはなんと3曲も応えてくれました!
アンコールのビゼー:組曲「アルルの女」より“ファランドール”ではシャンバダールが指揮をせずに、そばで見守りながらステージを歩いて楽しませるなど、ユーモア溢れる演出に改めて音楽の楽しさを実感されたお客様も多かったようです!アンコール名や、最後の挨拶では「オヤスミナサイ」など流暢な日本語を話してくれました♪