庄司紗矢香ヴァイオリンリサイタル
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イベント詳細
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概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一般価格】S席4,000円 A席3,000円
座席配置図
【友の会価格】S席3,600円 A席2,700円 ※シニア割引あり |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999 [Pコード:346-489] ローソンチケット TEL:0570-000-407 [Lコード:87419] |
ヴァイオリン | 庄司紗矢香 |
ピアノ | ジャンルカ・カシオーリ |
曲目 | ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 op.30-3 ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 op.24「春」 ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 op.47「クロイツェル」 |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
プロフィール
「疑問の余地なし、新しいスターの出現」(英インディペンデント紙、2008年2月)と評された庄司紗矢香は、1999年、 パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに コンクール史上最年少、また日本人としては初の優勝を獲得して以来、ウラディミール・アシュケナージ、シャルル・デゥトワ、サー・コリン・デイヴィス、シャルル・デュトワ、マリス・ヤンソンス、ロリン・マーゼル、ズービン・メータ、アントニオ・パッパーノといった名だたる指揮者の招待を受け、ベルリン・フィル、バイエルン州立管、イスラエル・フィル、ニューヨーク・フィル、バンベルク響などのオーケストラと共演。
2009、2010年のハイライトは、ヴェルディ管と共演、大阪フィルとリゲティのヴァイオリン協奏曲、ノット指揮NHK響と、リゲティ、プロコフィエフの協奏曲を共演、2008年にデビューを飾ったシンシナティ響再演と日本ツアーへの同行、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ローマ聖チェチーリア音楽院管、東京交響楽団、フィルハーモニア管との共演などが予定されている。
近年では、テミルカーノフ率いるロンドン響との再共演、サル・プレイエルにおける、チョン・ミョンフン指揮フランス放送フィルとの共演での、ストラヴィンスキーの協奏曲、 スカラ・フィルとの共演ほか、サンクトペテルブルク・フィル、テミルカーノフとの日本ツアーに同行。
ソリストとして多忙の活躍を見せている庄司紗矢香は、リサイタルや室内楽を通じての活動にも力を入れており、これまでにヴァディム・レーピン、ミハイル・プレトニョフ、ラン・ラン、イタマール・ゴラン、イェフィム・ブロンフマン、スティーブン・イッサーリスと共演。音楽祭では、ヴェルビエ、シュレスヴィヒ−ホルシュタイン 、エビアン、ガルダ、トゥーレーヌ、ナントと東京で開催されたラ・フォル・ジュルネなどに出演。
庄司紗矢香は、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んでおり、これまでに、2002年のメータ/イスラエル・フィル共演のパガニーニ、ショーソン、ワックスマンの曲によるデビューCD, ゴラン伴奏による、2001年秋のパリ・ルーブル美術館リサイタルのライヴ録音、プロコフィエフとショスタコーヴィッチの曲集、2005年ミョンフン指揮フランス放送フィルとメンデルスゾーン、チャイコフスキーの協奏曲を、リリースしている。今シーズンには、ジャンルカ・カシオーリと、ベートーヴェンのソナタを録音予定。
これまでに、 原田幸一郎氏、海野義雄氏、サシュコ・ガヴリロフ、キジアーナ音楽院にてウート・ウーギ、リッカルド・ブレンゴーラ(室内楽)、イスラエルより奨学金を得てシュロモ・ミンツの各氏に指事。その後、1998年から2004年にかけ、ケルン音楽大学にてザハール・ブロンに学ぶ。1999年度都民文化栄誉章、2000年出光音楽賞受賞。現在、ヨーロッパを拠点として活躍中。
使用楽器は、上野製薬会社の上野名誉会長より貸与された1729年製ストラディヴァリウス”Recamier”である。
1979年、イタリアのトリノ生まれ。イモラのピアノ・アカデミーにおいてピアノをフランコ・スカラに、作曲と電子音楽をトリノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院にて学んだ。94年、ルチアーノ・ベリオ、エリオット・カーター、マウリツィオ・ポリーニ、チャールズ・ローゼンといった音楽界の重鎮が審査員を務めるウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝後、ヨーロッパの主要オーケストラから共演依頼を受け、以来、ヨーロッパ、北米、日本の主要な音楽都市で公演を行い、多くの著名オーケストラ、名だたる指揮者との共演は数えきれない。
CDは、3枚をドイツ・グラモフォンよりリリース。02年にマリオ・ヴェンツァーゴ指揮バーゼル交響楽団とシューマンの「ピアノとオーケストラのためのファンタジー」(ピアノ協奏曲イ短調作品54のオリジナル・バージョン)をレコーディング。05年にはショパンの4つのスケルツォをデッカよりリリースしている。また、カシオーリは指揮者・作曲家としても目覚しい活躍をしており、カンマーオーケストラ・ベルリンではモーツァルトとシューベルトのプログラムを指揮。00年11月の日本ツアーでは彼自身が作曲した《ピアノ変奏曲》の世界初演を行い、01年にはヴァイオリン奏者ステファノ・モロと自作の《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》の初演を行った。自作の《ピアノフォルテのためのソナチネ(2004)》の初演は04年9月のハンブルク音楽祭で行われ、05年3月にはウィグモアホールでイギリス初演が行わている。
09/10シーズンには、イタリアとスペインのいたる所で07年に作曲したトリオが演奏される予定。自身のトリオ以外にも、ヴァイオリニスト庄司紗矢香とイタリアや日本で定期的にデュオリサイタルを行い、レコーディングスタジオでも共演している。
若干16歳でパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール優勝。
それも、コンクール史上最年少であり、日本人として初の優勝獲得。
絵画の才能にも秀でている。
数ヶ国語を自由に操る。
上品な微笑みを更に引き立たせる艶やかでまっすぐな黒髪。
お話をお伺いする私を緊張させるには充分するぎるほどの条件です。
・・・
ですが、ドアから入ってきた彼女は華奢で小柄。紫のシャツにパンツ、そして足元は皮のスニーカーというラフなスタイルで、長身の私を上目遣いに見つめ、「こんにちは」と小声でささやく姿はとても可愛く、はにかんだ笑顔に私の緊張は一瞬で和らいでいくのでした。
ここでは、情報誌ACROS10月号で紹介しきれなかった彼女の素顔をご紹介いたします。
――演奏前の験担ぎや、演奏中のクセはありますか?
特にないです。ただ、演奏中って自分が何をやっているかあまり解らなくて・・・わりと没頭していることが多く、自分の行動を意識していません。弾き始めたら何も考えなくて、自分がどのように見えているとかも考えません。
“音楽の視覚的表現”として、音楽を聴くときや楽曲を練習しているときに浮かぶ絵を、描き展覧会も開催した庄司さん。そもそもお母様が画家なのです。
――絵を描くようになったきっかけは何かあるのですか?
頭の中にあるイメージを現実化したくて、専門家と共同でビデオ制作することにしたんです。シナリオや、絵コンテを描き出したら小さいマス目の中に描くのが嫌になって、色をつけたいなとか、こういうイメージだなっていうのがあって、どうしても描きたくなりました。
ショスタコーヴィチなどは、録音した時点で、だいたいのイメージを言葉で書いていたので、後は自然に演奏している時のイメージを描きます。実際に描いていくと「あれ?ここに人はいたかな?居なかったかな?」とかそういうディテールが気になり出して、そのプロセスがおもしろかったです。
――福岡シンフォニーホールにはどんなイメージを持っていますか?
見た目も含めて美しく、シックだと思います。私は、一部モデルになっている音友協会(ウィーン)で、14才の時に弾いているんですが、様式なんかが、なんとなく思い出すようなところがあります。
今回の演奏会について、「5番は凄く有名で、すがすがしく、優しい気持ちに溢れた曲。とにかく、それぞれのソナタのキャラクターの違いがあるので、その違いを楽しんでもらいたい」と語った彼女。共に出演するのは、絶大な信頼を寄せているピアニスト カシオーリ。夢の共演に期待が高まります。
取材:文化広報グループ 田島恵
レポート
庄司紗矢香ヴァイオリンリサイタル 公演レポート
木枯らし1号かしら?と思えるような強い風が吹いた夜に、待ちに待った演奏会がやってきました。季節感溢れる空模様の中、屋内で芸術の秋を堪能する・・・贅沢なひと時でございます・・・。アンコール曲目紹介
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30より スケルツォ
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