檀王法林寺が袋中上人(1552～1639)によって開創されたのは慶長16年(1611)のことで、今年は開創400年にあたります。
袋中上人は仏教研究のため中国・明に渡ろうとしますが、これを果たせず、琉球で３年の月日を過ごし、浄土念仏の教化につとめ、尚(しょう)寧(ねい)王(おう)の帰依を受けます。念仏は沖縄で変化を遂げ、エイサーとして踊られるようになりました。
はじめて琉球に浄土念仏を広めた袋中上人ゆかりの品々を紹介して、上人の事蹟をたどります。

◆トピック展示
「京都・檀王法林寺開創」400年記念　琉球と袋中上人展－エイサーの起源をたどる」
会場：九州国立博物館
会期：１１月１日（火）～１２月１１日（日）