ストラディヴァリウス サミット・コンサート　公演レポート

福岡の春を彩る「福岡グランドクラシックス2009」フィナーレを飾るストラディヴァリウス サミット・コンサート。
希少なストラディヴァリウス11台が揃い、しかもその名器を演奏するのはベルリン・フィルの名手たちとあれば、その期待度も高まります。
公演アンケートによると、2年前のこのストラディヴァリウスコンサートを聴いたお客様のリピーター度も高かったようです。県外からも多くのお客様にご来場いただき、チケットは完売となりました！

演奏者の希望により演奏曲順の変更がありましたが、1曲目のJ.S.バッハ：ハープシコード協奏曲の出だしの1音から一気にストラドの豊かで心地よい響きの世界に、ホール全体が引き込まれていきます。
アンコールでは演奏者自身による流暢な日本語（！）でのプログラム解説もあり、そのフレンドリーさにますますファンになったというお客様も大勢いらっしゃいました。

奏者の言葉によれば、「晴れていたかと思えば急に雨が降り出す、そんな変わりやすいドイツの空模様と同じように、楽しい曲もあれば悲しい曲もある。今回のプログラムは、そんな色々な表情の曲を集めてみました」とのこと。
言葉どおり、弦楽器の持つ様々な表情の魅力を実感できる公演となりました。

アンコールにはなんと2曲も応えていただきました！　I.S.