カラフルで楽しいステージは、オペラ入門の演目としては最適のオペラ「フィガロの結婚」。日本語字幕付なのでオペラが初めての方もしっかりと楽しんで頂けるだろう。”堅苦しいオペラ”とは違い、見栄えのする工夫を凝らした舞台と芸達者な出演者。「これほど楽しいモーツァルトが演じられるとは･･･！」とクラシック音楽雑誌の評論家も2年前の来日公演を絶賛している。
設立当初からチェコの芸術の根底に流れるモーツァルトの伝統を再認識し、モーツァルト・オペラの上演に力を注いだ。その真摯な活動はチェコの音楽界を大いに活性化させ、今ではモーツァルトといえばプラハ室内歌劇場と言われるまで成長した。バイロイト音楽祭250周年記念イベントにゲスト出演した際は、バロック・オペラの新境地を開拓したとして、大きな話題を呼んだ。
福岡でのオペラ「フィガロの結婚」は久々の公演である上に、モーツァルト・オペラの寵児となったオタヴァ演出の舞台が見られるという事でさらに期待が高まっている。
”芸術の秋”のトップを切って上演されるプラハ室内歌劇場のオペラ「フィガロの結婚」はモーツァルト・ファンのみならず、カルチャー体験を楽しむ若い人達にも強烈なインパクトを与えるだろう。