アクロス弦楽合奏団 第12回定期演奏会
※このイベントは終了しました。
国内屈指の演奏家と九響メンバー、才能ある若きヴァイオリニストが今年も集結!
友の会発売日:2018年4月20日 10:00~
一般発売日:2018年4月29日 10:00~
※14:00~当日券販売あり。
情報誌の特集記事を読むイベント詳細
※このイベントは終了しました。
国内屈指の演奏家と九響メンバー、才能ある若きヴァイオリニストが今年も集結!
友の会発売日:2018年4月20日 10:00~
一般発売日:2018年4月29日 10:00~
※14:00~当日券販売あり。
情報誌の特集記事を読む概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一 般】S席3,000円 S席ペア券5,000円 A席2,000円 ※未就学のお子さまの入場はご遠慮ください。(無料託児サービスあり・要予約) 座席配置図 |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:105-318) ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:82891) |
出 演 | [コンサートマスター] [ヴァイオリン] [ヴィオラ] [チェロ] [コントラバス] [チェンバロ] [ハープ] |
曲 目 | ヘンデル:ハープ協奏曲 Op.4-6 HMV294 |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
須田祥子(ヴィオリスト)インタビュー
大学在学中にヴィオラに転向されたきっかけは何だったのですか?
高校生のころから仲間内で室内楽をしていて、いつも問題になったのが「誰がヴィオラを弾くか」。みんなが嫌がるなか、アルト記号に抵抗がなかった私はよくヴィオラを弾いていました。そんなこともあり、大学2年生のときに副科でとりあえず習っておくか、くらいのつもりで履修したのですが、そこで出会ったのが恩師である岡田伸夫先生です。ものすごい勢いでスカウトされました。お前は絶対にヴィオラに向いていると。ヴァイオリンだと「はみ出す」と。最初は「またまたー!」みたいな感じで受け流していましたが、先生が本気であることが分かり、実はそのころヴァイオリンが思うように弾けず苦労していたのでいま転向すると後悔しそうだ、ということを岡田先生にお伝えしたところ、じゃあヴァイオリンレッスンしてやる、と言われ、その日の晩にレッスンを受けることに。そしてそのレッスンが私の人生を変えました。その時悩んでいたことを15分程度のレッスンで全て解消されてしまったんです。それまで抱えていた悩みは、この人について行けば間違いない、という確信に変わり、後期にはヴィオラに転向していました。
ヴィオラの魅力は?
ヴィオラの魅力はなんといってもその音域と音色。ヴィオラのサイズは、本来、音域的にヴァイオリンとチェロのど真ん中のサイズでないとそれらの楽器のように響かない。しかし、そんなサイズにすると肩には乗せられず、床に刺しても弾きにくいため、サイズがまちまち。そのため、全てのヴィオラに個性があります。言い換えると、演奏者自身の個性も音に最も伝わりやすいと私は考えています。そして、人の声に一番近い音域(NHK「ららら♪クラシック」で実証済み!)。自分の言葉を、自分の声で語り、歌う。これを最も楽器と近い関係で表現することができる、最高の楽器です!
須田さん的今回のプログラムの必聴ポイントお聴かせください!
まず、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番。これは2つのヴィオラが主役になるという前代未聞の曲を大バッハ先生が残してくださった衝撃作品です。もはや世界遺産の一つともいえます。私はヴィオラ奏者ですから、それはもうイチオシです!とはいえ、実はソロを演奏するのは今回が初めてで、貴重な機会となる奇跡の瞬間を今から心待ちにしています。必聴♪
そしてマーラーのアダージェット。これはコンマスの景山誠治さんと、そのお嬢さまである梨乃さんとの親子共演になります。ハープも弦楽器の仲間で、こする弦楽器とはじく弦楽器の融合は最上の美しさを生みます。必聴♪
福岡の皆さまへメッセージをお願いいたします。
毎年この「アクロス弦楽合奏団」を楽しみにしてくださっていらっしゃる方もそうでない方も、クラシックに興味がある方もない方も、弦楽器を知っている方も知らない方も、まずはこのコンサートへ足を運んでいただけたら幸いです。
音楽というものには何の壁もありません。ジャンルに関わらず、その音楽に対して、その瞬間に心が動くかどうか。共感できるかどうか。全てお客さまの主観に委ねられています。そして、究極の生物です。鮮度抜群の生の音楽を、お客さまご自身も響きの媒体になりながら、最高のホールで楽しむ。外の暑さなんて吹き飛ばすような私たちの熱さがお客さまを包み込む。真夏の一番「アツイ」空間を、皆さまと共有できる日を楽しみにしています!!
プロフィール
2004年にヴァイオリニスト景山誠治の呼びかけにより、アクロス福岡のオリジナル合奏団として発足。山本友重、田中雅弘、吉田秀をはじめとする国内屈指の演奏家と、九州交響楽団メンバー、才能ある若きヴァイオリニストが集結。福岡シンフォニーホールを拠点に活動を行うほか、これまでに県内外24ヶ所のホールにて公演を行う。2007年福岡シンフォニーホールにて第1回定期演奏会を開催。意欲的なプログラムと、景山の創り出す親密かつ精緻なアンサンブルに高い評価を得る。以降、年1回の定期演奏会を主軸に活動を展開している。2012年には初の海外公演となる韓国・釜山市での公演を行った。第22回福岡県文化賞奨励部門受賞。
■Concert Information
東京芸術大学首席卒業。高校在学中日本音楽コンクール入賞、松下賞受賞。81年ヴィニエアフスキ・コンクール入賞、84年ロン=ティボー国際コンクール最高位入賞。89年ベルリンでリサイタル、ドイツ8都市のオーケストラと共演。92年ベルリン・コーミッシュオパーオーケストラと共演、ミュンヘン、ライプツィヒでリサイタル。95年中南米諸国でリサイタル、ベネズエラ国立シモンボリバルオーケストラと共演。ソリスト、室内楽奏者として活躍するほか、霧島国際音楽祭講師及び企画委員を務めた。現在、桐朋学園大学教授。96年からアクロス福岡ヴァイオリンセミナー講師。
アンコール曲目紹介
モーツァルト:ディヴェルティメント 第3楽章
バルトーク:ルーマニア民族舞曲より
第5楽章、第6楽章、第7楽章
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