オペラ & オーケストラ

公演ラインナップ

2018年10月12日(金) 18:30開演

明治ブルガリアヨーグルト スペシャル
ブルガリア国立歌劇場 ビゼー「カルメン」

ビゼー「カルメン」

“声の国”から届いた日本の能舞台とギリシャ神話がヒントの新演出版

会 場
福岡シンフォニーホール
出 演
ブルガリア国立歌劇場管弦楽団&合唱団
カルメン/ゲルガーナ・ルセコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
ドン・ホセ/ダニエル・ダミャノフ(テノール)
ミカエラ/ラドスティーナ・ニコラエヴァ(ソプラノ)
エスカミーリョ/ビセル・ゲオルギエフ(バリトン)
福岡市立舞松原小学校合唱団 ほか

劇場総裁・演出/プラーメン・カルターロフ
指揮/原田慶太楼
演 目
ビゼー:歌劇「カルメン」 プラーメン・カルターロフ版
※全4幕/原語上演・日本語字幕付
入場料
【一 般】GS席16,000円 S席13,000円 A席11,000円 B席9,000円
C席7,000円(学生券3,500円)
【友の会】GS席14,400円 S席11,700円 A席9,900円 B席8,100円
C席6,300円(学生券3,100円)
聴きどころ

世界で最も上演回数が多いオペラといっても過言ではないオペラ「カルメン」。今回アクロス福岡には3年ぶりの登場、輝かしい伝統を誇るブルガリア国立歌劇場の指揮をとるのは、本国“声の国”ブルガリアでの初演を大成功に導いた原田慶太楼。
黒子のような衣装に能面を被ったコーラス、飾り気のない舞台と対照的に、華やかな衣装に身を包んだバレエ・ダンサーが絢爛に踊る、この新演出版は日本公演を意識して、劇場総裁のプラーメン・カルターロフが演出し、「総合芸術」といわれるオペラとしての最新版とも言えるでしょう。
耳になじむ名曲の数々に、指揮者の原田が自ら書き下ろしたフランス語の台詞が重なり、現地公演の熱気をそのままに伝えます。
2時間45分に凝縮された愛憎劇、登場人物のリアルな心情が浮き彫りとなる斬新な演出でお楽しみください。

2018年10月15日(月) 19:00開演

ベルリン・フィル ヴァイオリン・アンサンブル

ベルリン・フィル ヴァイオリン・アンサンブル ベルリン・フィル ヴァイオリン・アンサンブル

世界最高のヴァイオリン・セクションが奏でる珠玉のハーモニー。
ヴァイオリンとピアノによるユニークなアンサンブルに注目です!

会 場
福岡シンフォニーホール
曲 目
パッヘルベル:カノン
J.S.バッハ:G線上のアリア
アルビノーニ:アダージョ
ヴィヴァルディ:協奏曲集「調和の霊感」Op.3より
        第11番 ニ短調、第8番 イ短調
プッチーニ:オペラ組曲
チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲
ドビュッシー:月の光
ブラームス:3つのハンガリー舞曲
入場料
【一 般】S席7,000円 A席5,600円(学生券2,800円)
【友の会】S席6,300円 A席5,000円(学生券2,500円)
聴きどころ

ドイツが世界に誇るオーケストラの最高峰「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」。このヴァイオリン・セクションからのメンバーを中心に、10人のヴァイオリニストとピアノで構成されたユニークなアンサンブルがアクロス福岡へ登場いたします。ベルリン・フィル第1ヴァイオリン奏者のラウレンティウス・ディンカなど、メンバー全員が世界に名だたる名手“ヴィルトゥオーソ”です。
ヨーロッパはもちろん、南米やアジアなど世界的な活動を続けており、聴衆を楽しませることにも長けています。よく知られた名曲からバロックまで、豊富なレパートリーから厳選された曲で聴衆に驚きと感動を与えることでしょう。パッヘルベルの「カノン」やアルビノーニ「アダージョ」など、彼らの最も得意とするストリングスの繊細な響きに酔いしれるのもよし。また、プッチーニの「オペラ組曲」やチャイコフスキーの「くるみ割り人形組曲」では、エンターテイナーとしての魅力を存分に発揮。ヴァイオリンを聴く喜びいっぱいの演奏となることでしょう。
繊細な美しいサウンド、オーケストラのような厚みのある響き。これぞ世界に名を馳せるベルリン・フィルハーモニー、ヴァイオリン・セクションの音です。どうぞご期待ください。

2018年10月26日(金) 18:30開演古楽

新・福岡古楽音楽祭
第5回記念公演「オルフェオ」古楽

寺神戸亮 寺神戸亮
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ エミリアーノ・ゴンザレス=トロ
マチルド・エティエンヌ マチルド・エティエンヌ

初期バロックオペラの傑作「オルフェオ神話」ここに降臨!

会 場
福岡シンフォニーホール
出 演
[指揮&バロックヴァイオリン]寺神戸亮

[キャスト]
オルフェオ:エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(テノール)
エウリディーチェ:マチルド・エティエンヌ(ソプラノ)
ムジカ:鈴木美登里(ソプラノ)
プロセルピーナ・ニンファ:染谷熱子(ソプラノ)
使者:布施奈緒子(メゾソプラノ)
プルトーネ・牧人:小笠原美敬(バス)
カロンテ:渡辺祐介(バス)
アポロ・牧人・精霊:谷口洋介(テノール)
希望・牧人:上杉清仁(カウンターテナー)
精霊・牧人:中嶋克彦(テノール)
こだま:江川靖志(テノール)

[器楽]古楽合奏団オルフェオ
ヴァイオリン/寺神戸亮、齋藤佳代、大内山薫、廣末真也
ヴィオラ/高田あずみ、秋葉美佳
ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ/エマニュエル・ジラール
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ/福沢宏
ヴィオローネ、コントラバス/西澤誠治
コルネット、テオルボ、ギター/笠原雅仁
コルネット/上野訓子
サクバット/和田健太郎、松田洋介、小坂達也、飯田智彦
トランペット/古賀敦子
ドゥルチアン/淡島宏枝
リコーダー/大坪由香
リコーダー、パーカッション/飯塚直
テオルボ、バロックギター/太田耕平
チェンバロ/上尾直毅
オルガン、レガール/安積道也
バロックギター、ハープ、パーカッション/岩田耕作
ハープ/伊藤美恵

[合唱]合唱団オルフェオ

[ステージコーディネイト]大平久美(株式会社K Productions)
演 目
モンテヴェルディ:歌劇「オルフェオ」(全5幕)
セミコンサート形式・原語(伊)上演・日本語字幕付
入場料
【一 般】S席8,000円 A席6,000円(学生券3,000円)
【友の会】S席6,000円(会員特別価格) A席5,400円(学生券2,700円)
聴きどころ

クラウディオ・モンテヴェルディ作曲「オルフェオ」。マントヴァの宮廷で1607年に初演されたこの作品はモンテヴェルディのオペラ第一作であるばかりでなく、音楽史上最も初期のオペラとして知られています。しかしながらその完成度は非常に高く、古今のオペラの名作の一つに数えられています。
幸せの絶頂、婚礼の直後に最愛の花嫁、エウリディーチェは蛇に咬まれて死んでしまい、悲嘆にくれたオルフェオは黄泉の国へ降りてエウリディーチェを取り戻そうと決意します。古事記に出てくるイザナミとイザナギのお話にそっくりなこともあって、私たち日本人にも共感できる点が多々あります。
このオペラでモンテヴェルディは色々と当時としては新しい試みをしており、それは現代の私たちにも非常に新鮮に聴こえます。楽器編成を細かく指定したのもその一つ。ヴァイオリンやチェンバロ、トローンボーン、リコーダーなどバロック音楽ではお馴染みの楽器の他、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リローネ、レガーレ、ヴィオリーノ・ピッコロ、トリプルハープ、アーチリュート、ツィンク(コルネット)など現代のオーケストラでは使われない珍しい楽器が彩りを添え、地上と冥界を巧みに表現します。
中でもオルフェオが冥界への渡し守カロンテをなだめようとして歌う「力強き精霊よPossente Spirito」は主役のオルフェオの華麗な装飾を伴った歌声にヴァイオリンやハープでの木霊の効果が重なり、幻想的な効果を醸し出します。このオペラの中での一番の聴きどころといえるでしょう。

(寄稿:寺神戸亮)

2018年11月27日(火) 19:00開演

ワレリー・ゲルギエフ指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 【上】ワレリー・ゲルギエフ
【下】ユジャ・ワン

ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

世界を股にかける指揮者ゲルギエフが、手兵ミュンヘン・フィルと奏でるブルックナー

会 場
福岡シンフォニーホール
出 演
ピアノ/ユジャ・ワン
曲 目
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 op.83
ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調(ノーヴァク版)
入場料
【一 般】GS席20,000円 S席17,000円 A席14,000円 B席10,000円
C席6,000円(学生券3,000円)
【友の会】GS席18,000円 S席15,300円 A席12,600円 B席9,000円
C席5,400円(学生券2,700円)
聴きどころ

今年の福岡・音楽の秋2018を締めくくるのは、2010年以来の来福公演となる、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団。彼らは「ドイツ音楽の伝統の響きを未だに守っている唯一のオーケストラ」といわれています。
今公演では2015年より新たにタッグを組んだカリスマ指揮者、ワレリー・ゲルギエフとともに、ブルックナーの交響曲第9番を演奏。この曲は、晩年の彼が最後に取り組んだ交響曲で未完成です。今回はノーヴァク版で演奏されます。
そして、待望のアクロス福岡初来演となる、スターピアニスト、ユジャ・ワン。ニューヨークタイムズで「最高の若手ピアニストの一人」と称されるほど、超絶技巧の曲も難なく弾きこなし、ダイナミックな音色に魅了されます。
そんな彼女が今回取り組む曲は、雄大なスケールの作品ともいえる、ブラームスのピアノコンチェルト第2番。ゲルギエフ×ミュンヘンフィル×ユジャ・ワンによるハーモニーをぜひお楽しみに。今秋、聴き逃せないコンサートになること間違いなしです。

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